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<span itemprop="headline">一日70,000食を売る宅配弁当(東京都内)</span>


厳しい経済情勢の中、弁当の価格競争のTV番組があった。

なかでも、宅配弁当で、日本最大の一日70,000食を販売している
玉子屋」の弁当の紹介もあった。

この弁当は、数年前まで務めていた会社でよく注文していた。
今は430円というが、内容が結構充実している。





おかずは8種類の日替わりメニュー。
弁当箱は、毎日回収され、そのおかずの残り具合もメニューの組み立てに
参考とされる。これはいけると思ったものが多く残っていたりすると、
再考される。弁当箱は洗浄され、再利用される。

毎日70,000食平均で、年商は72億円というから、かなりの規模。

午前中など、都内(23区)などを歩いていると、この配送の車をよく見かける。

どういう仕組みになっているか、なぜこれほど販売が伸びているかの紹介だったが、驚かされた。

朝9時から10時までの間にコールセンターが注文を受けるが、なんと100人が
対応して、3,000件の電話に対応、最終の発注締め切りは10:30分というすさまじさだ。

東京23区を9つの区域に分けて、注文を区域ごとに仕分ける。

昼の12時前にすべて配達が原則なので、注文を受けてから、弁当を
作っていては間に合わないので、前日に、翌日の天気予報などを確認して
弁当の数を予想して作るのだとか。

まさに時間との戦い。

数量予想との差は、専門のシニア・マネジャーという人が一人で追加発注するという。廃棄率は、0.1%以下というからすごい。

一般的には、6%くらいの廃棄率が普通といわれる中で、まったく廃棄なし
の日もあるとう。ある地域で、注文に対して、「不足」が出たときは、別の
配送者がヘルプする。

また、コンビニ弁当が500円前後であるのに対して、なんと250円の激安弁当も登場して、行列ができる店もあった(埼玉県川口市)。酢鳥弁当、ハンバーグ弁当、肉じゃが弁当などが、250円の安さ! 一日850食が完売という。

大手スーパーも格安弁当に参入。そのスーパーは、373店舗のスケールメリットを生かして、自社努力でコスト削減を図り298円の弁当が人気を集めていた。

品川区大井町にある弁当屋では、値段は390円だが、「米は新潟・魚沼産のコシヒカリ」を使用を売り物に人気があるという。弁当は米が命。「ふりかけをかけなくても、ご飯だけでおいしい」とOLにも人気があるようだ。

玉子屋」の成功の秘訣は、「人が第一」として、人間力をベースにしていると、その会社の社長。毎日がサバイバルで、一日、3,000万円の売上で、今の世の中では、元気印の1社かもしれない。