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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「駅 Station」(1981)</span>

「駅 Station」(1981年)は、高倉健倍賞千恵子の、セリフの少ない居酒屋シーンなどが印象に残り、「駅」といえば、八代亜紀の「舟歌」が思い起こされます(笑)。「駅 Station」は、81年の日本アカデミー賞・作品賞を受賞。

オリンピックの射撃選手でもある警察官、英次(高倉健)と3人の女性の宿命的出会いと別れを
3部構成で描いた人間ドラマ。

1967年。
警察官の英次は過酷な仕事とオリンピックの射撃選手として練習が続いたことが原因で妻・直子
いしだあゆみ)と離婚した・・・。別れのシーンで、直子が涙を見せまいとして、気丈にも
車窓から「最敬礼」するシーンが目に焼きつきます(笑)。

1976年。
オリンピック強化コーチのかたわら、連続通り魔を追う英次。犯人として浮かんだ吉松五郎を
捕まえるため、妹のすず子の尾行を開始する・・・。

1979年。
故郷の雄冬に帰る英次だったが、連絡船が欠航となったため仕方なく居酒屋“桐子”
に入る。この居酒屋のシーンが、映画のハイライトでもあるのでしょう。寡黙な健さん
桐子がカウンターで並んでいましたが、桐子が英次に寄りかかって、“指を絡ませる”
シーンなどをみていると、自然で、映画というよりも現実を見ているようで、役者ってうまい
ものだと感心してしまいました。(指を絡ませることなど、あまり?なかったので・・・爆)
それはさておき、居酒屋では、1979年の「紅白歌合戦」のテレビのシーンが、かなり長く流れます。
こんな映画も珍しい。しかし、このシーンが、一番の印象に残るシーンになるとは・・・。


出演した俳優陣がすごいですね。
いしだあゆみは、歌手では「ブルーライト・ヨコハマ」や「あなたならどうする」などのヒット曲が
あったが、女優としても、うまいなと思ったものでした。

烏丸(からすま)せつこといえば、タイプとしては秋吉久美子似で、童顔で、当時は「四季・奈津子」の主演などで注目されていましたね。ベテラン俳優がたくさん出ていたのは、驚きです。

高倉健は、「網走番外地」シリーズなどは見ていませんが、「幸福の黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」でも倍賞千恵子と共演していますが、どれも寡黙な男というイメージで、日本映画を代表する超大スターですね。

出演:


スタッフ
監督 : 降旗康男
製作 : 田中壽一
脚本 : 倉本聰
撮影 : 木村大作
音楽 : 宇崎竜童