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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(152)「冒険また冒険」(1972)</span>


監督クロード・ルルーシュ、音楽フランシス・レイで、あの完全犯罪を描いた快作「流れ者」
のコンビによるフランスのギャング映画。全体的に軽いタッチの冒険アクション映画だった。
リノ・バンチュラが、飄々と演じていたのが印象深い。シャルル・デンネ(「Z」)などフランス映画のおなじみの顔ぶれが見られるのも楽しい。




舞台は1972年のパリ。
あたかも古き良き時代のシカゴに舞い戻ったかのように町にはギャングが横溢していた。
しかし彼らにとってこの世は一向に面白くなかった。銀行を襲っても収益はあがらず、
殺人なんて割のあわない商売となっていた。

リノ(リノ・バンチュラ)、ジャック(J・ブレル)、シモン(シャルル・デンネ)、シャルロ(C・ジェラール)、アルド(アルド・マチオーネ)らの仕事熱心なギャングの一味は、営業方針を再検討する必要に迫られていた・・・。(HPより)

ギャングが多角経営に乗り出して、ジョニー・アリディ(J・アリディ)と組んで慣れあい誘拐で
双方とも大儲けしたり、リノとジャックが刑事になりすまして、手錠つきのシャルロを大会社の
社長室に連行、驚ろいた社長が金庫を点検している所に拳銃をつきつけたり・・・。

様々な ”創意工夫”と”営業方針”は、退屈した人々を喜ばせたが・・・。

新聞を賑わす大事件といえば、必ずこの一味が関わって、それはもう男たちにとって、
”冒険に次ぐ冒険””だった。

クロード・ルルーシュ監督の主な作品:

男と女 (1966) ☆☆☆☆
ベトナムから遠く離れて (1967)
パリのめぐり逢い (1967) ☆☆☆
白い恋人たち/グルノーブルの13日 (1968) ★
愛と死と (1969)
流れ者 (1970) ☆☆☆
恋人たちのメロディー (1971)
冒険また冒険 (1972) ★★
愛よもう一度 (1976)
続・男と女 (1977)
愛と哀しみのボレロ (1981) ☆☆☆
レ・ミゼラブル (1995) ★★
男と女、嘘つきな関係 (1996)
11'09'01/セプテンバー11 (2002)