ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラが出演したギャング映画の快作「シシリアン」(1969年、日本公開1970年4月4日)は、1970年公開時に劇場で観たが、きょうBS11で放送されていたので、最期の30分ほど見た。
モリコ―ネの音楽がいい。監督は、フィルム・ノワール(暗黒映画)の巨匠アンリ・ベルヌイユ。
通称“五月の蠅”こと一匹狼の殺し屋サルテ
パリに潜伏したサルテは、マナレーゼの息子アルドの妻であるジャンヌ(イリナ・デミック)と恋仲になる。
老齢のマナレーゼは、この仕事を最後に勇退し、故郷のシシリー島に戻る予定だった。しかし、サルテとジャンヌの不倫が、ファミリーの知るところとなった。マナレーゼはサルテをパリに呼び戻し、殺害する計画を立てるが、ジャンヌの機転でサルテは危機を回避した。
空港でサルテを待ち伏せたマナレーゼの息子たちは、情報を得たル・ゴフ警部(リノ・ヴァンチュラ)に逮捕された。一人残されたマナレーゼは、宝石強奪の分け前を渡すという口実でサルテを呼び出した。お金の入ったカバンを渡すが、一瞬のすきを見て、マナレーゼは、コートの中から銃を撃ち、ドロンは殺されることに。しかし、サルテへの復讐を果たしたマナレーゼを待っていたのは、逮捕という結末だけだった。
ギャバンが、渋い!
以前の紹介記事:
BSの画質がいいので、かつて見た映画でも再見して、あらためて、映画の面白さが伝わってくる。フランスのギャング物の映画では、「さらば友よ」「仁義」と並んでお気に入り映画だ。
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