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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">&#039;00年代(62)「幸せの1ページ」(2008)</span>





東京・新宿の新装なった「新宿ピカデリー」で、「幸せの1ページ」を見た。
新宿ピカデリーはことし、10スクリーンを擁するシネコンとしてスタートした。

幸せの1ページ」のタイトルは、ラストシーンでわかる。
映画の原題は、”Nim's Island”(ニムの島)。

海洋生物学者が、まったく人気のない孤島での生活をはじめたことから、その娘のニムも、
幼い頃から島で暮らすことになり、さまざまな動物たちと自然の中で暮らしている。

そこに大人気の冒険小説家からメールが届き、アドベンチャーが始まる・・・。

小説家は、対人恐怖症で引きこもり。

孤独で引きこもりのベストセラー作家と、南の島で父親と暮らす少女の出会いをパワフルに
描いている。

ジョディ・フォスターが、小説家として、これまでの「パニックルーム」「フライトプラン」などの強い母親役のイメージとうって変わって、コミカルな演技をみせている。最近は、シワなどで実年齢(45歳)以上の年齢を感じさせる。しかし、ひとりボートをこぐシーンなどは、腕っ節が強そうで、タフさは隠せない(笑)。やはり、タフが似合う。この映画では、神経質そうな性格をうまく演じていた。

この映画の脚本を読んだフォスターは、スタッフにこの役をもらえるよう強く訴えたそうで、
よほど ”イメチェン”したかったようだ。

少女には、アビゲイル・ブレスリンが、扮してこの映画の主役となっている。大人顔負けの「元気印」。

ニムの父親には、ジェラルド・バトラー(「オペラ座の怪人」)が扮している(小説の
タフなヒーロー役とニ役を演じている)。


対人恐怖症の人気冒険小説家、アレクサンドラ(ジョディ・フォスター)は、何年も自宅に引きこもって暮らしていた。自宅に届いた郵便物を、郵便受けまで取りにドアを開けて出る勇気も持ち合わせていない。

アレクサンドラは、原稿の編集者からも、締め切りのプレッシャーを受けながら、新しい小説のネタを
ネット検索していて、孤島で暮らす海洋生物学者の記事に目をとめる。物語のことで、学者に協力を求めるつもりだったが、学者が二泊の旅に出ており、代わりにメールの返事を書いたのが娘のニム・・・。

ニムは、父親が戻らないので、一人ぼっちの寂しさもあり、小説家に助けを求めることにする・・・。

全体が色彩などファンタジー一色で、動物なども完全にニム親子になついている様が
ほほえましい。孤島であることから、観光地として、観光客を集めてツアーを企画
する旅行者も押し寄せるが、ニムは孤軍奮闘して、撃退!してしまう。

突っ込むとすれば、映画の邦題は、ロマンチック・ファンタジーで女性層をねらったのか(笑)必ずしも内容をあらわしていないのでは。最近の「幸せの~」のタイトルに便乗している?(「幸せのレシピ
幸せのちから」など)。全体の盛り上がり、つぼがなかったのが残念。

あれ、これで終わり・・かと。
ただ、タイトル通り、「幸せの1ページ」は、これから始まる、という
余韻を残しているので・・・ストーリーはこれでいいのか(笑)。


映画自体は、ちょっと辛口に可もなく不可もなく(笑)。。。★★

後味はいいし、ファンタジーとして楽しめるが・・・。