「スルース」(2007)は、舞台劇を思わせるような、一箇所のシチュエーションで、
丁々発止の2人の男の戦い。登場人物は、最後まで2人のみ。
前半は比較的緩やかに進行し、「あれれ」だったが、中盤に2人の立場が逆転。
第1ラウンドと第2ラウンドで五分五分に。
そして、ラストシーンに突入。
本物の「ゲーム」に勝つのは、果たして・・・。
1972年の「探偵スルース」から35年。
当時は、ローレンス・オリビエが初老の小説家。相手が、マイケル・ケインだった。
今回は、マイケル・ケインが富豪の推理小説家に扮し、相手役が、ジュード・ロウ。
リメイク版では、脚本はかなり変わっているようだ。
共同製作者の一人に名を連ねるジュード・ロウは、かなりの意気込みだった様子。
ジュードが尊敬するというマイケル・ケインを相手役に、男の弱みもすべてぶつけ合う
駆け引きがぐいぐいと引き付ける。心理作戦。だましあい。
男同士の二人の展開が、すこし雲行きが怪しくなっていくが・・・。
この手の映画の内容は、あまり触れないほうがいいかも。
見てのお楽しみに!
ラストシーンは衝撃的だ。
☆☆☆