fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(121)「パットン大戦車軍団」(1970)</span>

“パットン”は、アメリカの産んだ名将(将軍)。

パットン大戦車軍団」(原題:Patton)は、実在のパットン将軍の波瀾の生涯を描いた戦争巨編。

製作はフランク・マッカーシー、監督は「猿の惑星」のフランクリン・J・シャフナー

音楽は、ジュリー・ゴールドスミス。パットンに乗り移ったような(笑)、ジョージ・C・スコットの
名演が印象に残るが、アカデミー賞主演男優賞を、頑として受け取らなかったのが記憶に残る。

その2年後には、マーロン・ブランドも、インディアンへの不当差別を理由に主演男優賞(「ゴッド
ファーザー」)を拒否して、これまた話題をまいた。




出演は「華やかな情事」のジョージ・C・スコット、「血と怒りの河」のカール・マルデン、「北京の55日」のスティーブン・ヤング、「白銀のレーサー」のカール・ミカエル・フォーグラー、「ハマーヘッド」のマイケル・ベイツなど。D150 方式。

第二次大戦中の1943年、アフリカ戦線。

初陣のアメリカ第2機甲兵団は、ドイツのロンメル将軍(カール・ミカエル・フォーグラー)の指揮する軍団をかい滅させたが、味方の損害も大きかった。

そこへ、パットン将軍(ジョージ・C・スコット)が着任。

ロンメル軍団を打ちのめすのが目的だった。

その機会は意外に早く訪れ、エルゲッターの戦闘で、彼の軍団はロンメル機甲兵団
みごと粉砕したのだった。




映画では、シチリア島侵攻、ノルマンディ上陸作戦、バルジの戦いなどが描かれる。
「ノルマンディ上陸」は、「史上最大の作戦」で、「バルジの戦い」は「バルジ大作戦」で、
それぞれ映画化されて、戦争映画の名作として、その名を残している。

ソ連ぎらいのパットンは、物議をかもし出し、ついに失意のうちに、自動車事故でその特異な生涯を終えた。映画に登場する戦車の物量攻撃が見ものだった。

ジョージ・C・スコットは、「ハスラー」でも、アカデミー賞助演男優賞にノミネート
されたが拒否した。「パットン~」では、主演男優賞を獲得しながら、受賞を拒否し、
話題となった。その模様はTVで見たことがある。




ジョージ・C・スコット出演作品:
(☆☆☆☆=最高、☆☆☆=お勧め、★★=いまいち、★=ただでも)

1959年「縛り首の木」
     「或る殺人
1961年「ハスラー」  ☆☆☆☆
1963年「秘密殺人計画書」
     「博士の異常な愛情」☆☆☆☆
1964年「黄色いロールス・ロイス」★★
1966年「天地創造
     「おれの女に手を出すな」
1967年「恋とペテンと青空と」
1969年「華やかな情事」
1970年「パットン大戦車軍団」アカデミー主演男優賞 ☆☆☆☆
     「ジェーン・エア」 ☆☆☆
1971年「ラスト・ラン」★★
     「ホスピタル」☆☆☆
1972年「センチュリアン」 ★★
1973年「オクラホマ巨人」
     「イルカの日」☆☆☆
     「激怒」
1974年「ロンリー・アイランド」
1975年「悪の天才たち」
     「ヒンデンブルグ」★★
1977年「王子と乞食」
     「海流の中の島々」
1978年「ブルックリン物語」
1979年「ハードコアの夜」
1980年「チェンジリング
     「ジェネシスを追え」
1981年「タップス
1984年「炎の少女チャーリー」
1990年「エクソシスト3」
1993年「冷たい月を抱く女
     「ルディ/涙のウイニング・ラン
1995年「どんな時も」
1998年「グロリア」☆☆☆
1999年「ロッキー・マルシアーノ 伝説のチャンプ」