1970年代映画も100本でたところで、これからは「聞いたこともない」というような
映画を取り上げていきます(笑)。30年以上前に一度観ただけという映画が大半で、
説明文も短くなります。そんな映画もあったか、と流して結構です(爆)。
アーサー・ペン監督が「俺たちに明日はない」で起用したジーン・ハックマンと
再びタッグを組んだのが「ナイトムーブズ」(Night Moves)。
元アメフト選手で今は私立探偵のハリー・モズビー(ジーン・ハックマン)が、
老ハリウッド女優から頼まれて、その失踪したという10代の娘を探し出すために
ロサンゼルスからフロリダに向う。
娘を探し出すことができたが、ハリウッドを舞台にした殺人事件が明るみに出てくる。
そこで、ハリウッドのスタントマン、機械工など怪しげな人物が浮かび上がってくる。
その娘は、殺人事件にどのように関わっているのか・・・
B級の探偵スリラー映画だった。
失踪した娘役にメラニー・グリフィス(「ワーキングガール」)がでていたほか、
ハリーの奥さん役にスーザン・クラーク、ジェームズ・ウッズなどが出演。
ジーン・ハックマンがヒゲをはやしていたが、髪の毛がいやにふさふさしていた(笑)。
暗い海に潜るハックマンは、見ているほうも寒々とするほどの印象がある。
アーサー・ペン監督にしては、空振り三振のような作品だった。