俳優としてはテレビ西部劇「ローハイド」で成功を収め、イタリアに招かれて、イタリア式西部劇(マカロニ・ウエスタン)で一大ブームを起こし、アメリカに戻って、最大の当たり役である「ダーティ・ハリー」シリーズでスーパースターの地位を不動にした。
それだけではなかった。
監督として大成功を収めた俳優も珍しい。
監督作品では、ほかに「グラン・トリノ」「チェンジリング」「ミスティック・リバー」「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」「ジャージー・ボーイズ」などの話題作がある。
イーストウッドが現在取り組んでいる監督最新作は「The Mule(原題)」(邦題:「運び屋」)で、俳優としても出演する。監督業に専念するというのを撤回したことになる。
この映画は、財産を失った上、失業し身寄りもいない80代の主人公アール・ストーン(クリント・イーストウッド)が、運転手として引き受けた新しい仕事をするうちにメキシコの麻薬組織のコカインの運び屋になってしまう・・・という話。
これは、アメリカで実際に起きた麻薬事件を報じた2014年のニュー・ヨーク・タイムズ・マガジンの記事を基にしている。ほう、またしても実話の映画化か。
ブラッドリー・クーパーと共演するイーストウッド。
アール・ストーンに目を光らせる麻薬取締局の捜査官コリン・ベイツ役はブラッドリー・クーパーが演じる予定。イーストウッドが俳優として映画に出演するのは、エイミー・アダムスと共演した「人生の特等席」(2012)以来6年ぶり。イーストウッドとブラッドリーは「アメリカン・スナイパー」(2014)以来のコラボということになる。
■イーストウッドの記事は10回以上書いているが、12年前の記事(「思い出の名優」)はこちら:https://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/42696524.html
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