「あるいは裏切りという名の犬」のタイトルを目にしたとき、
ずいぶん長いタイトルだと思った。しかし、見た人のコメントを読むと
大半は、評価が高かったようです。というわけで、きょう見てきました。
2本立てで、もう1本は「サンキュー・フォー・スモーキング」だったが、
時間の関係で、見なかった。
予告編はこちら:http://youtu.be/4KAddZnC6XQ
「あるいは~」は、衝撃の実話をベースに、権力志向の強い野心家の刑事
(ジェラール・ド・バルデュー)と、彼の策略で投獄された正義感あふれる刑事
(ダニエル・オートゥイユ)の運命を描いたフレンチ・ノワール。
「LAコンフィデンシャル」は、俳優で見せる一級の映画だった。それに近い
フランス版の警察の内幕映画か。
監督は元警官という異色の経歴を持つオリヴィエ・マルシャル。ハリウッドでは
ロバート・デ・ニーロ製作によるリメイクも決定している。
パリ警視庁の警視レオ(ダニエル・オートゥイユ)とクラン(ジェラール・ドパルデュー)は、互いにライバル心を抱き、次期長官の座を争っていた。現金輸送車強奪事件でクランが犯したミスによって、レオの親友エディ(ダニエル・デュヴァル)の命を奪ったのを機に、2人はますます対立の様相を深めていく。
比較的最近のフランス映画では見ごたえがあった。
☆☆☆