↑下:右が歌姫コーマンに扮したヘイリー・ベネット(まだ17歳!)
「ラブソングができるまで」(2006)を見た。
映画デーで、「バベル」の時間帯が合わなかったため、こちらにしたが、正解だった(笑)。
ラブ・コメとしては、楽しめた。
はじめから最後まで、音楽ずくめで、ミュージカル映画と間違えるほど音楽が盛りだくさん。
“あの人は今”状態となっている元・ポップスターのアレックス(ヒューグラント)は、
同窓会的なイベントや当時熱狂していた一部のファン向けに時折歌を歌う程度の日々を過ごしていた。
そこへ、現在人気の歌手、コーラ・コーマンから曲の依頼を受ける。
コーラが小さいときに、アレックスの歌に救われたというのが理由。10年間も曲作りをしたことがなく、頭をひねっているときに、たまたま植木係の女性、ソフィー(ドリュー・バリモア)に作詞の才能が
あると見込んで、二人で作詞にとりかかるが・・・。
言葉のやり取りや、ソフィーの姉のアレックスの熱烈なファンぶりなどが笑わせる。
特に妹が、アレックスと一夜をともにしたと聞いたときの驚きよう(爆)。
気を取り直して、遊ばれて捨てられるのが落ちだから、気をつけて、と姉としての(?)アドバイスも。
マディソン・スクエア・ガーデンでのコーラのコンサートに出演することになるアレックス。
ソフィーは会場に出かけたが、途中で席を立ち、帰ろうとする。 が、そのときに歌われる
歌詞を聴いて、立ち止まってしまうソフィー。アレックスのソフィーへの想いが十分に
こめられていたからだ。
このあたりは、目頭が熱くなり、込み上げてきましたね。なかなか、感動的です。
どちらかといえば、女性向け、カップル向けの映画。
しかし、ヒュー・グラントの腰ふりダンスや、ヒューの言葉のユーモア・センスなどが
詰まっており、すっきりする映画でした。
コーラを演じたヘイリー・ベネットは、モー娘。の一人に似ていなくもないが、(映画の中で)人気があるだけあって、すこし天狗になっていると思ったが、ハイライトシーンでは、やはりそれなりに見せ場があって、若い層に受ける人気の一端をのぞかせている。
ドリュー・バリモアが、なかなかいい。
人気投票で上位なのが理解できた(笑)。