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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">(29)「プリティ・イン・ニューヨーク」</span>


 「プリティ・イン・ニューヨーク」(2002、原題:You Stupid Man)

 映画のタイトルが「このおバカさん」。
 この映画を見る限り、ぴったりのタイトル。
 主人公の男(D.リチャーズ)は、二人の女性の間で揺れ動き、どちらを愛しているか、
 どちらに本当に愛されているかをわからずにいたら、タイトルどおり「このおバカさん」になって
 しまうところだった。
 
 土壇場で気がついたから ”ハッピーエンド”になったが、見ているほうが、冷や冷や
 ものだった(爆)。

 出演は、ミラ・ジョヴォヴィッチデニース・リチャーズ 、ウィリアム・ボールドウィン
 「バイオ・ハザード」(未見)など、アクション女優のイメージが強い ”ミラ”だが、
 この映画では、一途で、繊細な女性を演じていた。最初は、いけ好かないやつ、
 と思っていたが。。。。やがて好意を持っていく。。。しかしこの男ときたら、
 あまりにも”鈍感”。わかってほしい気持ちをまったく、理解しない。表面は繕っても、
 相手に通じない寂しさは募るばかり・・・。

 製作されたのは2002年。あの、ニューヨーク爆破テロの翌年。しかし、タイトルバックから、
 ニューヨークの空からの俯瞰では、貿易センタービルは登場する。

 男と女の気持ちのすれ違い。
 丸を求めるが、相手は四角・・・(意味不明?)。

 二人の女性の間で揺れ動く本当に駄目な不甲斐ない男に対して、
 「バイオハザード」のミラ・ジョヴォヴィッチが、一途なかわいい女性を
 演じるラブコメディ。会話のやり取りが、結構面白い。
 こういうラブ・コメは、セリフが決め手!

 三角関係といえば、それまでだが・・・。
 ガールフレンドに振られたことから、別な女性に相談。
 その女性から、好意を寄せられても気づかないで ”You Stupid Man!"といわれているが・・・。
 (このセリフ、何回も出てくるがそれでも、気がつかない、もどかしさ!)

 最後には、男の気持ちを真に理解して、涙ぐむジョヴォヴィッチは、健気で、かわいい。
 別な映画では、男もすくむアクションを演じる同じ人間とは思えない(爆)。
 ラブ・コメの王道のハッピーエンドに。

 W.ボールドウインは、アレックなど確か5人兄弟と思うが、間の抜けた顔をして(失礼)、存在感は
 ないが、主人公の兄を演じて、弟にアドバイスするシーンでは、見せ場もあった。

 気楽に見られるラブ・コメでした。
 (Gyaoでも、放送していますね)