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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「女性専用車」</span>




 
 「それでもボクは満員の通勤電車に乗らなければならない」
 
 この2ヶ月くらい片道1時間の列車(ドア・ツー・ドア1時間半)で通勤しています。
 車両のうち1両くらいは、朝のラッシュ時(7時~9時)は、「女性専用車」というのが
 設けられています。東京界隈では、本格的には、1-2年前から導入されているようです。
 これも、「逆差別だ」など賛否両論があったようです。

 満員電車で、身動きが取れないことが多いので、うらやましいと思う反面・・・?。

 普及の経緯は、映画「それでもボクはやっていない」でも話題となっている’痴漢’や’盗撮’
 などの性的犯罪が増加・顕在化していることへのへの対策だったようです。その登場の背景には
 鉄道利用者の減少などにより、ラッシュがかつてほど激しくなくなり、女性専用車両を設けることで
 他の車両の混雑が増してもこれを吸収する余裕がでてきたこともあるようです。

 しかし、朝の現実のラッシュは、すさまじいものがありますよ。
 朝7時ごろの「湘南新宿ライン」(埼玉・大宮方面から湘南方面行き)などは、グリーン車
 余裕のがら空き(?)、普通車は、すし詰めの状況です。このアンバランスは何とかならない
 ものか(空いた車両に乗りたいといって通勤で30-40分乗るのに、片道プラス800円、900円を払う人
 はいないでしょう)。グリーン車に乗る人は、おそらく出張者か、会社の役員クラスではないかと
 思われます。

 同様のことは、「女性専用車」にもいえます。女性専用車は、比較的ゆったり。普通車両の
 ”ぎゅうぎゅう詰め”とは対照的。「女性専用車」の普及は、東京首都圏で、京王線が2001年3月に
 試験導入したのが最初といわれる。関西圏で最も早く導入したのは、2002年10月のJR大阪環状線と、
 学研都市線とのこと。その後も関西を中心に導入する路線は増えていったが、設置する時間帯など、
 細部は各線により異なっているようです。

 混んでる電車に乗る時の心得(?)として、女性(特に若い女性=笑)のそばに行かない(!)
 オッサンの多いほうへ行く。両手をつり革にかけて、「手」は上に固定してますよ・・・と示す。
 なーーーんて、なんだか、変な世の中ですね(爆)。

 ラッシュの混雑率が高いという理由から導入に慎重だった首都圏では、国土交通省が、2005年3月に
 設置した「女性専用車両に関する協議会」で、鉄道各社に検討が指示されたことにより、2005年4月
 に埼京線、5月からは小田急、京王、京急、京成、西武、相鉄、東急、東武都営地下鉄、 
 東京メトロと、多数の路線で実施されることとなったのである。

 必要なシステムだという見方のある一方で、逆差別だとする意見もある。 導入によりラッシュの
 混雑状況が悪化したため、縮小した例もあるようです。

 老人夫妻での利用・妊婦とその家族・要介助者に付き添う男性が乗車出来なかったり、障害者用として
 設置されたエレベーターの至近が女性専用車両である例など、問題を指摘する声もあったようだ。

 2005年から、関東の私鉄で導入した例では、この点を改良したもののようで・・・

 ①小学生以下の利用
 ②身体の不自由な個人の利用
 ③身体の不自由な個人と、その介護の為の同行者
 
 以上の場合は性別に関係なく利用可能となっているといいます。
 蛇足ですが、カップルなどで、「あなたは、混雑車両に、私は女性車両に」なんていうことは・・・
 ないか(笑)。利用している人は、本当に必要としているのか、特に女性は専用車を望んでいるのか、
 意見はありそうです。