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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(40)「ひまわり」</span>



 
 「ひまわり」(1970年)は、思い入れの深い映画だ。
 ソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニの名コンビの
 大ファンになるきっかけとなった映画である。
 
 ビットリオ・デ・シーカ監督といえば、イタリアの大監督であり、「自転車泥棒」「靴みがき
 「昨日今日明日」「ああ結婚」と代表作が目白押し・・・ということを書物などでは知っていたが、
 実際に作品を見たのは、「ひまわり」が最初だった。

 オープニングから、一面のひまわり畑に、圧倒されるスクリーン。
 そして、あの名曲、ひまわりのテーマ。

 戦争で、夫(マルチェロ・マストロヤンニ)をロシア戦線に送り出したジョバンナ
 (ソフィア・ローレン)、戦争終結後、帰らぬ夫を探しにロシアまで
 出かけたら、夫は記憶喪失となり、助けられた若い女(リュドリラ・サベリーエワ)と
 結婚していた・・・。主演の3人がすばらしい。

 ローレンが、ロシアで、仕事帰りの夫と駅で、視線をかわす瞬間・・・
 ラスト・シーン、ミラノ駅で、夫を見送るローレンの涙の演技・・・

  ソフィア・ローレンの圧倒的な演技に打ちのめされた映画だった
 
 映画終了後、ローレンと同じ状況になって、涙が止まらなかった。 
 (すぐにトイレに駆け込んで、顔を洗って、男泣きなんか、していない
 のだというふりをするのに精一杯でした=爆)。次の回の客がずーと
 並んでいるので、目を真っ赤にしていては男がすたる
 と思ったのでしょう(笑)。

 「ひまわり」のあと「昨日今日明日」などローレンXマストロヤンニ・コンビの
 映画はすべて見た。映画史に残る、すばらしい名コンビだ。

 泣かされた映画のベスト5の1本には確実に入ります。
 順不同のベスト5:
 鉄道員(イタリア映画)
 ある愛の詩
 ニュー・シネマ・パラダイス
 ひまわり
 Always3丁目の夕日(日本映画も入れときます)