大会創設から100年を迎える「第96回選抜高校野球大会」の組み合わせ抽選会が8日行われ対戦相手が決まった。
有力校の一校、大阪桐蔭は第5日第2試合で北海(北海道)と対戦。史上最多に並ぶ5回目の優勝を目指す。山梨学院は第3日第2試合で京都外大西とぶつかり、史上4校目の大会連覇が懸かる。
星稜は第1日第2試合で21世紀枠の田辺(和歌山)と対戦。星稜は能登半島地震の被害が大きい石川の代表校として地元を元気づけたいところ。
日本航空石川は第6日第1試合で常総学院(茨城)と顔を合わせる。
21世紀枠で歴代最東端の出場校となる別海(北海道)は第3日第1試合で創志学園(岡山)と対戦。
開幕試合は八戸学院光星(青森)対関東一(東京)のカードとなった。
大会は18日から13日間(準々決勝、準決勝翌日の休養日各1日を含む)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催される。
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4つのゾーン別でみると、「Dゾーン」は8校のうち5校が甲子園大会で優勝経験があり、最激戦区となった。
近畿王者の大阪桐蔭は、史上最多タイとなる5度目の春王者をめざす。北海は「勝って当然という大阪桐蔭に対しては、チャレンジャーとして食らいついていきたい」と意気込んだ。
神村学園(鹿児島)は、大会屈指の右腕の作新学院の小川哲平をどう攻略するかに注目。
前回大会で準優勝した報徳学園(兵庫)は、強打が自慢の愛工大名電(愛知)でも簡単には点が取れないとみて、甲子園経験がある選手で突破口を開きたいという。
常総学院(茨城)は、日本航空石川の打線の勢いを消したいという。日本航空石川は能登半島地震の影響で山梨に活動拠点を移すなど難しい調整を強いられたが、夢舞台で力を発揮できるか。
「Cゾーン」では、中国王者の広陵(広島)は総合力が高く、一歩リードしているとみられている。対する高知も四国王者もロースコアの展開で勝機を見いだす。
京都国際―青森山田は、1点が重い展開になりそう。東北王者の青森山田は、3回目の出場で選抜初勝利を目指す。
春夏通じて初の甲子園出場となった耐久(和歌山)は、エース冷水(しみず)孝輔がカギ。対する中央学院(千葉)は昨秋13試合で42盗塁の足で揺さぶれるか。
宇治山田商(三重)は小刻みな継投で相手に的を絞らせない。対する東海大福岡の右腕佐藤翔斗は粘り強さが持ち味で昨秋は6完投とスタミナもある。
<1回戦の組み合わせ>
【第1日】
八戸学院光星―関東一(10時半)
田辺―星稜(13時)
近江―熊本国府(15時半)
【第2日】
豊川―阿南光(9時)
敦賀気比―明豊(11時半)
学法石川―健大高崎(14時)
【第3日】
創志学園―別海(9時)
山梨学院―京都外大西(11時半)
耐久―中央学院(14時)
【第4日】
宇治山田商―東海大福岡(9時)
広陵―高知(11時半)
京都国際―青森山田(14時)
【第5日】
神村学園―作新学院(9時)
大阪桐蔭―北海(11時半)
愛工大名電―報徳学園(14時)
【第6日】
日本航空石川―常総学院(9時)
※カッコ内は試合開始予定時刻
「四丁目」ブログでは、まもなく「選抜高校野球」の予想が始まる予定。
【追加】出場校のざっくり評価(9日付けスポーツ紙):
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