「L.A.スクワッド」(原題:The Tax Collector、2020、劇場未公開)を見る。監督はデヴィッド・エアー、主演はボビー・ソトが務めた。バディを組む相棒にシャイヤ・ラブーフが共演。ロサンゼルスを舞台にしたギャング、犯罪もの。
邦題の「スクワッド」は仲のいい仲間、分隊などの意。原題の税徴収人は、マフィアが、LA地区で商売をしているグループ傘下のギャングから売り上げの30%もの金額を回収する役回りの人間のこと。グループそれぞれは、雲の上の存在でもあるボスには逆らえないので、鞄にお金を常に用意しておく。
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カリフォルニア州ロサンゼルス。デヴィッド(ボビー・ソト)とクリーパー(シャイア・ラブーフ)は大物ギャング、ウィザード(ジミー・スミッツ)の下で働いており、傘下の街のギャングたちから利益の一部を徴収する仕事を任されていた。
そんなある日、ウィザードの因縁の相手、コネホ(ホセ・マーティン)がロサンゼルスに舞い戻ってきた。当然、両者の間で大規模な抗争が勃発することになり、デヴィッドの家族までもが巻き込まれてしまった。愛する家族を守るべく、デヴィッドは抗争の最前線に飛び込んでいくのだった。
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B級のマフィア映画で、対立するギャングの抗争を描くが、残虐シーン、暴力シーンが過激。劇場公開はなくビデオスルーも納得。
デヴィッドには愛する妻アレクシスと二人の子供がいたが、集めたお金をアレクシスが傘下の組ごとにお金を束ねてきっちりと計算するが、20,000ドル足りないとアレクシスが言うと、デヴィッドはキレる。
ごまかした組に飛んで行き厳しく追及すると、子供の病の治療費が必要で、冷蔵庫に隠したという。怒り心頭だったデヴィッドもお金を置いていくというところもある。
デヴィッドは妻を殺され、信頼できる仲間に助けを求めるが、この仲間が、デヴィッドは信頼できる人物だと、周りの仲間たちに声をかけると全員が団結して敵陣に向かう。この辺りは、友情、仁義を重んじるヤクザの世界をほうふつとさせる。
メキシコから戻ったというギャングの凄みもすごいが、殺され方も半端なかった。悪党たちの抗争を描くも、あとに残らない映画。
キャスト:
ボビー・ソト:デヴィッド・クエヴァス…2人の子供には優しい父親だが、裏社会では非情。
シャイア・ラブーフ:クリーパー
シンシア・カルモナ:アレクシス・クエヴァス…デヴィッドの妻。美人で忠実。
ジョージ・ロペス:ルイおじさん…デヴィッドの叔父で、デヴィッドにアドバイスする。
ジェイ・リーヴス:ピーナット
ラナ・パリラ:ファヴィ
チェルシー・レンドン:ループ
シャイアン・ヘルナンデス:ガタ
ガブリエラ・フローレス:ジャスミン
エルピディア・カリーロ:ジャネット
ホセ・マーティン:コネホ…メキシコからLAに戻った大物ギャング。美女をはべらし、デヴィッドらを脅す。従えば仲間に入れると提案するがデヴィッドが拒否。抗争に発展する。
ブライアン・オルテガ:ヴェノム
ブレンダン・ショーブ:ニグロ
ジミー・スミッツ:ウィザード
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