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映画「デス・プルーフ in グラインドハウス」(2007)を見る。タランティーノ監督全作品鑑賞。

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デス・プルーフ in グラインドハウス」(2007)を見る。タランティーノ監督の「キル・ビル」(Vol.1&2)に続く6作目の作品。見逃し作品の制覇で、ようやくタランティーノ監督作品10作品をすべて見ることができた。

タイトルの「デス・プルーフ」は、スタント業界の言葉で、スタントで使われる車の「耐死仕様」のこと。「グラインドハウス」というのは、エクスプロイテーション映画(特別な題材を扱う際モノ映画のこと)やB級映画などを2、3本立てで上映していたアメリカの映画館のこと。日本でいえば”場末の二番館”といったところか。

デス・プルーフ in グラインドハウス」自体が元々2本立て映画で、2本にまとめた映画。画面に雨が降ったり、フイルムがギザギザしたり、故意にB級映画っぽくしているようだ。

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ガールズ・トークで花を咲かせるる2組の女性たちと、スタントを生業とするイカレた快楽殺人男と車オタクの女性陣の”闘い”を描いた作品。例によって腕がもぎ取られたり、バイオレンス描写が多いのでR15+指定。

出演は「ポセイドン」のカート・ラッセル、スタントウーマンのゾーイ・ベルタランティーノ自身も出演している。白の1970年型ダッジ・チャージャーが登場するカーアクションの傑作映画「バニシングポイント」(1971)へのオマージュ作品ともいえる。

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テキサス州オースティン。地元ラジオ局の人気DJジャングル・ジュリアは、長年の親友シャナの運転する車で、久しぶりに街にやって来た友人アーリーンと共に出かけた。しかし、怪しい車に乗った男がジュリアたちの前に何度もあらわれることにアーリーンは気付く。

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彼は、女の子たちが向かったバー「テキサス・チリ・パーラー」にも現れ、スタントマン・マイクカート・ラッセル)と名乗り、ジュリアがラジオで放送したことについて、アーリーンに話しかけてくるのだった。

怪しみながらも、個性的なマイクとのやり取りを楽しんでから、アーリーンとジュリアたちはバーを出て、ラナの運転の車に乗り帰路に着く。

マイクも、パムと約束したために彼女を送ろうとしていた。マイクは自分の車を、カースタントのための「耐死仕様」(デス・プルーフ)だとパムに話す。

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そして発車させたとたんマイクはおぞましい本性を現し、女の子たちは皆、悲惨な死を迎えることになった。

14ヶ月後のテネシー州レバノン。ここにマイクがいた。映画業界で働くキム、アバナシー、リーの3人はニュージーランドから来た仲間のゾーイを空港に迎えに行ってから、4人で仕事の合間の休みを過ごそうとしていた。

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そしてスタントウーマンであるゾーイの希望で、レバノンで売りに出ているという或る中古車を見に農家に行くことになる。

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それはゾーイの憧れの車で、440エンジン(排気量440cui(=7210cc)のマグナムV8エンジン)搭載の白の1970年型ダッジ・チャレンジャーだった。

オーナーから許可を得たゾーイは、キムとアバナシーを伴って試乗するが、そこにマイクがマッスル・カーで絡んでくる。

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何とか危機を脱した3人に、マイクは機嫌良く別れを告げるが、ゾーイたちはやられっぱなしになるような甘い女ではなかった。

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マイクは反対に追い詰められ、許しを請うものの、ゾーイたちに半殺しにされるのだった。

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目には目を。やられたらやり返せ!」という結末が、痛快すぎる。自分たちを震え上がらせるほど恐怖に追い込んだイカレたヘンタイ・サイコ野郎に鉄槌を下す3人のスーパーウーマンの”怒りの鉄拳”がこれでもかと、男に浴びせられる。なめたらいかんぜよの「The End」だった。

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車 オタク女子の会話では、車の登場する1970年代の映画が登場するが、関心のない向きには、何それ状態。登場する背景などに、タラ監督のお気に入りの映画ポスターなどがあちこちに見られる。「ソルジャーブルー」(1971)などもほんの一例。素足や、お尻のシーンが多いのもタラ映画の特徴か。

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タランティーノ監督作品:

レザボア・ドッグス」(Reservoir Dogs,1992)★★

パルプフィクション」(Pulp Fiction,1994) ☆☆☆

ジャッキー・ブラウン」(Jackie Brown,1997) ★★

キル・ビル Vol.1 」(Kill Bill Vol.1,2003)☆☆☆☆

キル・ビル Vol.2 」(Kill Bill Vol.2,2004)☆☆☆☆

デス・プルーフ in グラインドハウス」(Death Proof,2007) ★★

イングロリアス・バスターズ」(Inglorious Bastards,2009)☆☆☆

「ジャンゴ 繋がれざる者」(Django Unchained,2012)★★

ヘイトフル・エイト」(The Hateful Eight,2015)☆☆☆

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(Once Upon a Time in Hollywood,2019)☆☆☆☆