日本映画の女優では、ほぼデビューからリアルアルタイムで見てきた”過去の”お気に入り女優&現在の注目女優を選んだ。すでに大女優となって映画史に残る女優(高峰秀子、若尾文子など)は除く。太字は最初に見た作品。
■田中裕子
「北斎漫画」(1981)「ええじゃないか」(1981)。同じ頃ドラマの「想い出づくり」。樹氷のCMで「タコがいうのよ~♪」が有名だった。「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」「ザ・レイプ」に続き、なんといっても「天城越え」とリメイクの「二十四の瞳」の大石先生。近年では「あなたへ」「深夜食堂」など。今はすっかり、人生経験をつんだ母親やおばあちゃん役。
「天城越え」
ベスト3:「さらば夏の光よ」「バージンブルース」「の・ようなもの」。
「旅の重さ」(1972)。主役のオーディションで落ちたが脇役で出演。主演の高橋洋子とその後は逆転するほどの女優人生。「赤ちょうちん」「妹」「バージンブルース」郷ひろみが驚くほどうまい演技を見せた「さらば夏の光よ」「不毛地帯」「パーマネントブルー真夏の恋」「八甲田山」「の・ようなもの」「透光の樹」など。
■松坂慶子
「事件」(1978)。「雲霧仁左衛門」「配達されない三通の手紙」「五番街夕霧桜」「わるいやつら」「青春の門」「男はつらいよ 浪速の恋の寅次郎、そして傑作の「蒲田行進曲」「迷走地図」「上海バンススキング」「火宅の人」「キネマの天地」「女ざかり」「カンゾー先生」「犬神家の一族」「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」「インスタント沼」「ホノカアボーイ」「武士の家計簿」「脇役物語」「僕達急行A列車で行こう」など。ドラマ「水中花」(1979年6月期)の主題歌「愛の水中花」はバニーガールスタイルのポーズで大ヒット。当時はスラリとしたプロポーションだったが、今では、ふっくらした貫禄のあるおかみさん役などが板についている。
(以上は、かつてファンだった(=過去形)の女優)
■竹内結子
ベスト3:「ストロベリーナイト」「サイドカーに犬」「なくもんか」。
「黄泉がえり」(2003)。見ている作品は「天国の本屋~恋火」「リング」「星に願いを。」「サイドカーに犬」「クローズド・ノート」「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「なくもんか」「ゴールデン・スランバー」「FLOWERS ーフラワーズ」「僕と妻の1778の物語」「はやぶさ/HAYABUSA」「素敵な金縛り」「ポテチ」「ストロベリーナイト」「ふしぎな岬の物語」「残穢-住んではいけない部屋-」「殿,利息でござる!」「クリーピー 偽りの隣人」「コンフィデンスマンJP-ロマンス編-」など。ドラマではWOWOWの「大空港2013」など。
「サイドカーに犬」
ベスト3:「夕凪の街 桜の国」「シーサイドモーテル」「モテキ」。
「純喫茶磯辺」(2008)。女優の追っかけでは一番多く作品を見ている女優。お気に入り女優「ワン・ツー」の一人。テレビドラマ「時効警察」のコメディエンヌぶり。デビュー作「カンゾー先生」(1998)「ひまわり」(2000)「Stereo Future」「RUSH!」「贅沢な骨」「アイデン&ティティ」「The 有頂天ホテル」「eiko エイコ」「CASSHERN」「ハサミ男」「涙そうそう」「どろろ」「夕凪の街 桜の国」「転々」「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」「アキレスと亀」「罪とか罰とか」「おと・な・り」「インスタント沼」「ウルトラミラクルラブストーリー」「シーサイドモーテル」「ロック~わんこの島~」「日輪の遺産」「モテキ」「ガール」「グッもーエビアン!」「舟を編む」(ポスターのみ)「小野寺の弟・小野寺の姉」「俳優 亀岡拓司」「翔んで埼玉」など。
「夕凪の街 桜の国」
(アラフォーのお気に入り女優)
■蒼井優
ベスト3:「フラガール」「百万円と苦虫女」「宮本から君へ」。
「フラガール」(2006)。「リリイ・シュシュのすべて」「鉄人28号」「ニライカナイからの手紙」「亀は意外と速く泳ぐ」「男たちの大和/YAMATO」「はちみつとクローバー」「シュガー&スパイス風味絶佳」「クワイエットルームへようこそ」「人のセックスを笑うな」「明日への遺言」「百万円と苦虫女」「TOKYO!」「ホノカアボーイ」「おとうと」「FLOWERSーフラワーズー」「るろうに剣心」「東京家族」「春を背負って」「岸辺の旅」「家族はつらいよ」「アズミハルコは行方不明」「家族はつらいよ2」「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」「宮本から君へ」。
「フラガール」
「初恋」(2006)。三億円強奪事件の犯人が女子高生という設定。「EUREKA ユリイカ」「理由」「東京タワー~オカンとボクと,時々,オトン~」「サッドヴァケイション」「少年メリケンサック」「剱岳 点の記」「ソラニン」「おかんの嫁入り」「神様のカルテ」「ツレがうつになりまして」「わが母の記」「天地明察」「北のカナリアたち」「怒り」など。
「わが母の記」
「蛇にピアス」(2008)。「紀子の食卓」(2006)「歌謡曲だよ,人生は 第6話 ざんげの値打ちもない」「転々」「僕の彼女はサイボーグ」「重力ピエロ」「カイジ 人生逆転ゲーム」「GANZ」「婚前特急」「探偵はBARにいる」「ロボジー」「ヒミズ」「僕等がいた 前編・後編」「横道世之介」「真夏の方程式」.ドラマでの印象が強い。「ガリレオ」シリーズ。「花子とアン」「東京タラレバ娘」「正義のセ」「わたし、定時で帰ります。」など。
「横道世之介」
ベスト3:「百円の恋」「万引き家族」「愛と誠」。
「愛のむきだし」(2009)。「罪とか罰とか」「色即ぜねれいしょん」「クヒオ大佐」「スイートリトルライズ」「ケンタとジュンとカヨちゃの国」「愛と誠」「かぞくのくに」「その夜の侍」「今日子と修一の場合」「春を背負って」「0.5ミリ」「百円の恋」「娚の一生」「DESTINY鎌倉ものがたり」「万引き家族」など。好みというより演技派女優として。
「百円の恋」
■北川景子
ベスト3:「瞬 またたき」「HERO」「ジャッジ!」。
「ハンサム★スーツ」(2008)「瞬 またたき」「映画 謎解きはディナーのあとで」「ジャッジ!」「ルームメイト」「HERO」など。テレビドラマ「家売るオンナ」が”男前”。
「ジャッジ!」
ベスト3:「モテキ」「コンフィデンスマンJPーロマンス編ー」「マスカレード・ホテル」。
「世界の中心で、愛をさけぶ」。「コンフィデンスマンJPーロマンス編ー」「マスカレード・ホテル」その他では「黄泉がえり」「世界の中心で、愛をさけぶ」「涙そうそう」「隠し砦の三悪人The LAST PRINCESS」「つみきのいえ」「曲がれ!スプーン」「てぃだかんかん~海とサンゴとちいさな奇跡」「奇跡」「WOODJOB!~神去なあなあ日常~」「海街Diary」「グッドモーニングショー」「散歩する侵略者」「嘘を愛する女」など。テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」のコメディエンヌぶりでポイントがグーンとアップ!?(笑)。
(アラサー&三十代半ばの女優)。