世の中は少子化と並行して、若者の自動車離れ、免許離れが加速しているといわれるが、教官が怒るというのが相場だった自動車教習所も変化したものだ。
一人でも多くの人に車の免許に関心を持ってもらい、いかに生徒を増やすかを考えた結果が、褒めることだったようだ。
確かに褒められて悪い気はしないし、失敗しても「よし。もう一度頑張ろう」という気にはなる。平成生まれ以降の若者は、他人から怒られるという経験が乏しいのだという。
テレビで紹介されていた三重県の自動車教習所では、朝出勤すると、パソコンの画面の前で笑顔を作り、それが90点以上でないと出社の許可(記録)が残らないという。教官たちは、日本ほめる会の「ほめ達」検定を受ける人もいた。
”褒める自動車学校”の3年近く前の動画はこちら↓。
「すごいよ」「いいね!」「これで次はOKだね」「うまかったね」・・・。
fpdが自動車教習所に行ったのは30年以上前の1983年。
海外転勤になるから免許を取るようにという会社からの通達があり、自動車免許など考えてもいなかったが、仕事の終わった後、夜の教習所にほぼ毎日通った。
その頃の教官は、いじわるだったのか、きつく文句を言ってきたような気がした。
なかなかハンコを押してくれない教官もいた。そんな時代から見ると、教習所もずいぶんと変わったなと思う。
ただ現実の社会では、事故を起こして「いまのは惜しかったね」という人はいないので、厳しく言われなかった分、自分に対して過信したり”あまちゃん”にならないか、心配ではある。
”褒められて伸びるタイプ”のfpdは、まずは家のものに「ほめ達」検定を受けてもらいたいと思った(笑)。
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