プレゼンターがアカデミー賞を紹介する決まり文句「オスカーの行方は・・・(The
Oscar goes to...)」というのは、勝者も敗者も存在しないことを示すセリフであり、人間味あふれる祭典ということになっている。アカデミー賞には、数多くの”前哨戦”があり、12月は、「6才のボクが、大人になるまで。」が圧勝している。
12/01 ニューヨーク映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/01 ゴッサム賞 →「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」受賞
12/02 ナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞 →
「A Most Violent Year」受賞
12/07 ロサンゼルス映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/07 ボストン映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/08 アメリカ映画協会賞
12/08 ワシントンDC映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/14 サンフランシスコ映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/15 トロント映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/15 オンライン映画批評家協会賞 →「グランド・ブダペスト・ホテル」受賞
12/15 シカゴ映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/16 フェニックス映画批評家協会賞 →「バードマン」受賞
12/16 デトロイト映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/07 ロサンゼルス映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/07 ボストン映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/08 アメリカ映画協会賞
12/08 ワシントンDC映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/14 サンフランシスコ映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/15 トロント映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/15 オンライン映画批評家協会賞 →「グランド・ブダペスト・ホテル」受賞
12/15 シカゴ映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
12/16 フェニックス映画批評家協会賞 →「バードマン」受賞
12/16 デトロイト映画批評家協会賞 →「6才のボクが、大人になるまで。」受賞
候補作品として予想されるのは「ゴーン・ガール」「インターステラー」「6才のボクが、おとなになるまで」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「ウィップラッシュ」「アンブロークン」「フォックスキャッチャー」「ビッグ・アイズ」「ジ・イミテーション・ゲーム」「セオリー・オブ・エブリシング」「ワイルド」「ナイト・クローラー」「スティル・アリス」「ア・モースト・バイオレント・イヤー」「ミスター・ターナー」などである。
アカデミー賞候補15選!
1『インターステラー』
「ダークナイト」「インセプション」でお馴染みクリストファー・ノーラン監督。日本公開日は2014年11月22日。マシュー・マコノヒーやアン・ハサウェイが出演。現在アメリカだけでなく日本も大ヒット中の本作。宇宙モノつながりということで第86回で監督賞、撮影賞を受賞している「ゼロ・グラビティ」に続きオスカーを勝ち取ることは出来るのか。
2『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
かつて「バードマン」というスーパーヒーロー映画で人気だった俳優が復活への希望をこめブロードウェイへ・・・というストーリー。全編ほぼワンカットということが話題に。
3『ウィップラッシュ/Whiplash(原題)』
日本では2015年公開。「グランドピアノ 狙われた黒鍵」のデイミアン・チャゼルが監督。若いジャズドラマーとそのスパルタ教師を描いた本作はインディペンデント映画の祭典サンダンス映画祭でもグランプリに輝いている。
4『アンブロークン/Unbroken(原題)』
日本では公開は未定。アンジェリーナ・ジョリーが監督。フィン・ウィットロック、ジャック・オコンネルらが出演。第二次大戦中、日本軍に捕虜になった米兵が残酷な看守によって虐待されつつも何とか生き延びたというノンフィクションが原作。
5『フォックスキャッチャー』
2015年2月14日に日本劇場公開予定。「マネーボール」のベネット・ミラーが監督。スティーブ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロらが出演。レスリングチームのスポンサーになった後チームのコーチを射殺してしまった、アメリカの富豪ジョン・E・デュポンをモデルとした実話を描く。今年のカンヌ映画祭でも監督賞を受賞。
6.『ビッグ・アイズ』
日本公開は2015年1月23日。ティム・バートンが監督。エイミー・アダムス、クリストフ・ワルツらが出演。アメリカのポップアート「ビッグ・アイズ」の作者であり実在の画家マーガレットとその夫ウォルターの出来事を描く。エイミー・アダムスの演技が素晴らしく主演女優賞を狙えそう、とのこと。
7『6才のボクが、大人になるまで。』
2014年11月14日に日本でも公開済み。「ビフォア・ミッドナイト」のリチャード・リンクレイターが監督。エラー・コルトレーン、イーサン・ホークらが出演。6才の少年が18才になるまでを描いた青春物語。12年間同じキャストを用いて撮影したことは日本でも話題になった。
8『ジ・イミテーション・ゲーム』
第2次世界大戦時、ドイツの暗号を解読し連合国に勝利をもたらした英数学者アラン・チューリングを描いた実話。第39回トロント国際映画祭で観客賞を受賞するなど、評価は高め。
9『セオリー・オブ・エブリシング/The Theory of Everything(原題)』
日本では2015年公開。「シャドー・ダンサー」のジェームズ・マーシュが監督。エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズらが出演。「車椅子の物理学者」ことスティーヴン・ホーキング博士と彼を支えた妻の関係を出会いから描いた作品。エディ・レッドメインの演技が絶賛されていて、アカデミー賞主演男優賞候補なのでは、とのこと。
10『ワイルド/Wild (原題)』
「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・ヴァレが監督。リース・ウィザースプーンが主演。日本公開が現在まだ決まってないよう。人生をやり直すために1700kmを独歩した女性を描いた伝記ドラマ映画。リースの演技が主演女優賞を狙える?
11『ナイトクローラー/Nightcrawler(原題)』
『落下の王国」などで脚本を手がけていたダン・ギルロイが監督に。ジェイク・ギレンホールらが出演。ロスのある犯罪ジャーナリストが立場を逸脱していき、殺人容疑者にされてしまう..というクライムスリラー。一般の観客にはあまり受けていないようだが、批評家に支持を得ているらしい。
12『スティル・アリス/Still Alice(原題)』
日本では2015年初夏公開予定。ジュリアン・ムーア、アレック・ボールドウィン、クリステン・スチュワートらが出演。監督は「ハードコア・デイズ」のリチャード・グラツァー。ある言語学者の女性とその家族の絆を描いた作品。ジュリアン・ムーアが今までのキャリアの中でもかなり素晴らしい演技をみせたと話題に。
13『ア・モースト・バイオレント・イヤー/A Most Violent Year(原題)』
監督は「オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~」のJ・C・チャンダー。日本公開情報はない様子。オスカー・アイザック、ジェシカ・チャステインらが出演。1981年のニューヨークを舞台に繰り広げられるクライム・ムービー。アメリカでも12月31日公開のためまだあまり知られていないが、ダーク・ホースになるかもしれない。
14『ゴーン・ガール』
日本では12月12日公開。「ソーシャル・ネットワーク」などのデヴィッド・フィンチャーが監督。ベン・アフレック、ロザムンド・パイクらが出演。失踪した妻とその夫の関係を暴き出すスリラー映画。ロザムンド・パイクの演技や脚本が評価されているようだ。
15『ミスター・ターナー/Mr. Turner(原題)』
2015年初夏に日本公開予定。「家族の庭」のマイク・リーが監督。ティモシー・スポール、レスリー・マンビルらが出演。19世紀に活躍した偉大なイギリスの画家ジョセフ・M・W・ターナーの晩年を描いた作品。本作は伝統的な歴史もの、トップクラスの英国俳優・女優、興味を引き立てる伝記映画、というアカデミー受けする映画、とのこと。
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