「007 ムーンレイカー」テーマ曲 「Theme from Moonraker」
「007 ムーンレイカー」(1979)は劇場公開時に見ていた。
今回2度目。内容はほとんど忘れていたが、鋼のような”銀歯”の大男”ジョーズ”が、その2年前に公開された「007 私を愛したスパイ」に続いて出ていたので思い出した。ジョーズは、悪役だったはずだが、最後には、ボンドに味方する「いい人」になっていた。
この映画では、過去の映画の作品へのオマージュがご愛嬌か、いくつも登場している。「荒野の七人」のメインテーマ曲がかかり、ボンドが、マカロニ・ウエスタン風のポンチョ・スタイルでも登場する。
研究所の入口の扉を開ける番号のメロディは「未知との遭遇」のあのエイリアンとの交流の有名なメロディ。東洋系の男・チャーが、ピアノなどのオーケストラの上に落下したときに、ボンドが口にする「Play It Again, Sam」(あの曲をもう一度弾いてくれ)は、「カサブランカ」の有名なせりふであり、ウディ・アレンの映画「ボギー!俺も男だ」の原題でもある。
アポロ11号の月面着陸の時の有名なセリフ「人類の偉大なる一歩だ」もボンドの口をついて出てくる。
ストーリー:
彼の書斎で見つけた設計図にはベニスのガラス工房で製造している製品の設計図があった。ベニスへ向かったボンドはガラス工房の建物の中に謎の研究所を発見。
そこでは即効性の殺人ガスを研究していた。
Qはそのガスの成分はアマゾンにしか存在しない植物のものであると突き止める。
ボンドはアマゾンへ向かい、宇宙研究員になりすましていたCIA捜査官ホリー・グッドヘッドとともに人類をガスで抹殺する計画を知ることになる(Gooより)。
1980年ごろは、ロジャー・ムーア・ボンドだったが、そろそろマンネリの兆しが見えていたようだ。ボンドが敵地に乗り込んでいくと、美女軍団がいたが、池に落とされ、大蛇で体中をぐるぐる巻きにされるなど、趣向を凝らしていたが・・・。
オープニングのテーマ音楽は「ゴールド・フィンガー」「ダイヤモンドは永遠に」に続き、シャーリー・バッシーが歌っている。音楽は、いつものようにジョン・バリー。
映画は、年末から公開されたが、1980年度の日本の興業成績では2位だった。1位は「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」。スターウォーズ強しだ。「007シリーズ」としては、「007ダイヤモンドは永遠に」の記録を更新して、シリーズ1位となった。
監督 - ルイス・ギルバート
製作総指揮 - マイケル・G・ウィルソン
製作 - アルバート・R・ブロッコリ
音楽 - ジョン・バリー
主題歌 - シャーリー・バッシー
作曲 - ジョン・バリー
出演:
ホリー・グッドヘッド博士 - ロイス・チャイルズ
サー・ヒューゴ・ドラックス - マイケル・ロンズデール
ドリー - ブランシュ・ラヴェレック
コリン・ダフォー - コリンヌ・クレリー
フレデリック・グレイ - ジェフリー・キーン
チャー - トシロー・スガ
M - バーナード・リー
Q - デスモンド・リュウェリン
マネーペニー - ロイス・マクスウェル
マニュエラ - エミリー・ボルトン
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