<span itemprop="headline">映画「007私を愛したスパイ」（1977）再見</span>

「007私を愛したスパイ」（The Spy Who Loved Me）」予告編

「００７私を愛したスパイ」（1977）を初めて見たのは出張先のドイツだった。

1977年で、35年前になる。音楽を聞いて、思い出した。 ”Nobody Does It Better”の曲。ドイツで公開される映画は、すべてがドイツ語吹き替えだった。日本はテレビは吹き替えだが、映画館では、字幕がほとんどだった。今は、アニメや、ハリポタなど小学生から年配者までに理解できるように吹き替え版も多くなったが・・・。

「私を愛したスパイ」では、「ジョーズ」の一シーンに似た場面が出てくるほか、吸血鬼のような”金歯”の”ジョーズ”と呼ばれる大男が登場する。とにかく、このギラギラの歯は、強力のようだ。この男、サメのなかに落とされても、サメを退治してしまうほどの人間。結局生き残るが、そのあとのシリーズにも登場したのだったか、記憶にないが・・・。

舞台がカイロ（エジプト）のシーンでは、なんと「アラビアのロレンス」のテーマ曲が流れてくる！（笑）。

核ミサイルを搭載した英潜水艦「レンジャー」とソ連潜水艦「ポチョムキン」が突如消息を絶った。調査を命ぜられたボンドはエジプト・カイロへ飛び、そこで同じ目的でソ連が派遣したKGBの女スパイ、アニヤ（バーバラ・バック）と出会う。

共同で任務に当たるが、事件の直前、オーストリアでボンドに差し向けられ、返り討ちにあったソ連の殺し屋が彼女の恋人だった。「この任務が終わったら、あなたを殺すわ」そう言われたボンドは彼女と共にアメリカ海軍の潜水艦に乗り込み、怪しいとにらんだストロンバーグ海運のタンカーに接近する。

ストロンバーグ（クルト・ユルゲンス）は米ソ(ニューヨークとモスクワ）を核攻撃し、世界を壊滅させ、海底の世界を作ろうとしていた・・・。

この映画は、007映画10作目の記念映画ということで、前作の倍の予算をかけて制作されヒットした。この年は「スターウォーズ」「未知との遭遇」「サタデー・ナイト・フィーバー」の強豪がひしめき、４位の興行成績だった。

「００７」シリーズの中では、バイク、陸海共用自動車、ヘリ、小型潜水艇などが登場し、見せ場が多かった。

ロジャー・ムーア主演の「００７」の主題歌は以下のとおり。