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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「運命の人」(第8話)</span>

 

 
運命の人」(第8話)では、弓成(本木雅弘)が、窮地に立たされる新たな展開を迎えることになる。弓成が、無罪となったことで、毎朝新聞社内は、弓成の会社への復帰は確実とみて、社員は、弓成に「よかった」と声をかけていた。ところが、有罪判決を受けた三木昭子(真木よう子)は、自分だけが有罪で、弓成が無罪という現実を受け入れ難く、週刊誌で、反撃を開始する・・・。自分に都合のいいように、悲劇のヒロインを装って・・・。「弓成記者に自分と同じ苦しみを味わせたい」。
 
この週刊誌の三木の手記により、三木への同情が強まり、弓成への批判がますます高まっていく。第二審控訴裁判が注目されたが、一審が取り消され、弓成の有罪が確定してしまった。
 

弓成は、半年ほど、実家に帰って、佐橋総理の不正を暴く原稿などを書こうとするが、やがて自宅に戻り、妻の由里子(松たか子)に告げる。「子供たちのためにも、別れた方がいい」と。
 
これには、由里子は、驚きで表情をこわばらせ、まさかそんなことを切りだすなんてという嘲笑とこみ上げる反発心で「あなたからそれを言うの」とこれまでの鬱積していた思いや、「これまでの苦悩はなんだったのか」と自分勝手な夫を責める。松たか子のこのあたりの表情の演技はすさまじい。
 

 二転三転と続くが、三木は徹底して、弓成を追いつめようとし、夫には離婚を申し出る。次回「第9話」は女同志の「直接対決」となりそうだ。
 
三木がなんと、弓成の自宅に行き、由里子に対峙しようというのだ。そこまでやるかという執念だが、自身は外務省の職を失い、人生をめちゃくちゃにされた怨念を晴らすべく、強硬手段につき進む。
 
佐橋総理は、ノーベル平和賞を受賞。
しかしその直後に佐橋総理は死亡し、弓成にとっては、追求すべき矛先がなくなってしまったことで、喪失感はぬぐえないものがある。
 
もうそろそろ終盤なのか、予想外の展開もあり、目が離せない。