昨日(5月2日)夜、しばらくぶりで、新宿で仕事関連の3人で飲み会があった。おもしろいもので、年齢的に10歳刻みで異なる世代だった。fpdは真ん中だった。
仕事の打ち合わせが終わったあと、「映画」の話に話題は移った。
80年代映画(洋画)を見ていたというSさん。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」に大きな魅力を感じ、同じマフィアものでは「ゴッドファーザー」の上を行くというのだ。イタリアの移民がアメリカにわたって、どのようにアメリカで生活していったかに興味があるという。
もう1本、聞いたことがないようなタイトルを挙げていた。
50年代~60年代の映画が中心というOさん。
「昔は、映画を見たくても、(経済的理由や、近くに映画館がないなどで)見られなかった。映画に対する”飢餓感”が大きかった」といい、映画では、「カサブランカ」の男の美学が圧倒的だったという。
男の美学を示した→
「駅馬車」「荒野の決闘」「シェ―ン」「第三の男」などをリアルタイムで見ているというので、リバイバルやTVでしかみていないfpd世代とは、思い入れが違った(爆)。一時期、映画の脚本も書こうかというときもあったくらいで、角川映画製作出身の人たちとも親交がある。
「”スラムドッグ&ミリオネア”がアカデミー賞を獲ったが、なぜだと思うか?」と質問してくる。あまり「スラムドッグ&ミリオネア」の優れてい
るところというのは、わからないので「わからない」と答えると。「正直だ!」(笑)と妙に納得するOさん。
るところというのは、わからないので「わからない」と答えると。「正直だ!」(笑)と妙に納得するOさん。
それから、延々と解説が始まった。インドの階級社会、身分制度、人身売買で売られる少女を助けようとする話など、背景を知らなければ、本当の映画のよさはわからない・・・・と。
アカデミー会員の人たちは、そういったアメリカにない社会の背景などを扱った映画を評価したというのだ。カンヌ映画祭で、日本の「羅生門」などが高い評価を得たのも、時代背景、事実などを描いているからだという。 インドの時代背景を知れば納得のスラムドッグ?↑
「fpdさんが、ブログでちょろちょろ書いている映画評などは、趣味の域で、表面的(薄っぺら)なもんだよ」 (Oさん)。実際には、幸いなことに(笑)私のブログはみていない。
クククククゥ~(クヤシイ)当たっているだけにつらい!
Oさんの独演・毒舌?会は、さらに続く。
「黒澤映画は、なぜすごいと思う?」
「淀川長治が、なぜ支持されたか?」
・・・ 黒澤明の絵コンテ
「黒澤作品は、絵なんだよ。絵をつなぎ合わせているん
だ。どの場面を切り取っても、絵になっている・・・」「淀川さんは、映画への飢餓感を持つ人に、わかりやすく語りかけていた」・・・。
このひとは、映画をビジネスの一つとしてとらえているので、映画はあくまでもエンターテイメントして観客として見ているfpdたちとは、見方が違うんだということで、双方納得(笑)。話がかみ合わないことを発見!
Oさんは、私が非常勤で関係している会社の社長というポジションもあるので、時々ごちそうしてもらうが、ビールを飲んで、刺身の盛り合わせを食べたが、毎回、説教くさいのが玉にきず!なんだってば(爆)。ほかの社員の人も言っていた。
Oさんの、あの説教(酒癖)が治ればいいんだが、まあ無理だ・・・とあきらめていた(爆)。
70年代の映画を中心に見てきたfpdさん。
このブログで、タラタラ書いているので、割愛します(爆)。
手帳にメモ: Oさんと飲みに行く時は 「映画の話はしないこと」(爆)。