東電が「悪役」に見えてくる。
東電の会見に、上級役職の幹部が出てこないと思ったら、東電内部では、
「原子力」の社内的な地位は低く、「お前らやっておけ」という体質のようだ。
大前研一と言えば、テレビの朝の番組で、一時期時事放談などでコメンテーターで、超有名で、アメリカの大学の客員教授を務め、自らMBAを持った経営者を育成する大学も経営するなど、超多忙な日本のシンクタンクのキーパーソンの一人だ。
YouTubeは、一時間超と時間が長いが、政府の発表、テレビの報道をうのみにできないな、ということはわかる。関心のある人はどうぞ。
大前氏の話では、東電、政府の話は、実情をわかっている人がいないので、
信用できないと手厳しい。おそらく、東電も政府も、反論できないだろう。
解説している諸葛氏は、東芝出身。出ずっぱりで、わかりやすい解説だ。
テレビの報道だけではわからない面も見えてくるので、示唆に富んでいるといえる。
”Oh Mae God!”だ。
(主な内容)
・東電はウソをついている。元来、東電は
隠ぺい体質である。無能である。
東電には、取締役以上に「原子力がわか
る人はいない」。
会社のトップは、謝ることだけはできる
(=全国共通言語)←ここまで言って
いいのかと思うくらい、ある種、小気味
いい。
・政府はそれを鵜呑みにしている。(東電
の中に、緊急対策室(=司令塔)をつくって
も意味なし)
・今回の原発は「レベル6」(発表されている「レベル5」は素人考え)
・米英の原子力のエキスパートを日本に呼んで、統合的な発表をすべき。
・(元に戻るという)復興してはならない。人間は、元には戻りたくない。そうではなく
て、復興には、未来型のビジョンが必要。民主党にも伝えている。
・保安院は素人集団。説得力はない。
・長期展望がない。
・対外コミュニケーション機能なし。
・日本全体の司令塔がない(緊急避難地域など)
・指導力がないニッポン(海外から見ると)
・計画停電の「愚」(できるわけない)。
関係ない群馬県などで実施。
・期間限定:目的限定被災地救済消費税(最大2%、1年=4兆円):半分は被災者
に、残り半分は、インフラ復興に)
・・・・・
東電=ウソつき、無能というにはそれだけの自信と根拠があるようだ。
大前さんの提案に政府は、ひっくり返ったというが・・・。
「(こんな簡単な対応など)大前さんだったら、お風呂に入っている間に考えられる」 (大前)という(爆)。
すっきりした話だった(笑)。
(映画に例えると)☆☆☆