最初から最後まで、アクションの連続。
列車の上から、標的を狙ったり、車の上から、逆向きに拳銃を撃ったり、車ごと、列車に突っ込んだりと、”あり得ない”ような展開が続く、新感覚の映画だ。
とくに、銃弾の軌道がカーブしたり、弾丸と弾丸が「正面衝突」したり,スローモーションも多用されて、息もつかせぬスリリングな展開が続く。
主演の若者を演じるジェームズ・マカヴォイは、最初は気の弱そうな神経質な落ち込み男だったが、やがて肉体改造を実施。その甲斐あって、力強いアクションをみせる。
アクションの女王的なポジションにあるアンジェリーナ・ジョリーは、スポーツカーの運転テクニックや、列車の車両の上を走ったり、本領を発揮している。役柄がミステリアスだが、その魅力を大いに発揮している。
暗殺グループのリーダーと思しきスローン(モーガン・フリーマン)によって、組織にのめりこむウェスリーは、騙されているのか、それとも・・・。
列車の中の銃撃戦や、脱線シーンなどは手に汗握る展開でハラハラさせた。
二転三転の展開が続くが、アクション映画として見れば、結構楽しめる映画だった。
★★(好みの点で、「ソルト」のほうがおもしろかったかなと)