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映画「スペシャリスト」(原題:The Specialist、1994)を見る。シルベスター・スタローン&シャロン・ストーン。

スペシャリスト」(原題:The Specialist、1994)を見る。“IMK=今ごろ・見たの・か)”映画の一本。元CIAの爆破専門家にしてプロの殺し屋が巨大犯罪組織に挑む話。

シルベスター・スタローンと「氷の微笑」で一躍セクシー女優のトップスターになったシャロン・ストーンが共演したアクション大作。

劇場公開当時、ふたりの濃厚なラブシーンも話題となった作品。主演ふたりの注目度も高かったことから、ラジー賞でワースト・スクリーン・カップル賞に選ばれてしまったほどだ。

もともとはスティーブン・セガールの主演予定がスタローンに変更となった。

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【ストーリー】

元CIAの特殊工作員、現在はフリーの爆破請負人のレイ・クイック(シルべスター・スタローン)は、メイ・マンロー(シャロン・ストーン)という女性から両親を殺した犯人を復讐のために爆殺してほしいと依頼を受ける。相手はマフィアの息子とその仲間。

殺し屋ではないと1度は断ったレイだが、メイの情熱とその魅力的な声に惹かれ、爆発技術を駆使し、次々と標的をしとめていく。

     連絡手段は公衆電話(しかも移動はバス)

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タイトルのスペシャリストは、爆破のプロのこと。シルべスター・スタローンといえば、「ランボー」などアクションが中心だが、この映画では、爆破に関する深い知識があり、繊細なところも見せる。

そして、何より驚いたのは、依頼人であるメイ(シャロン・ストーン)との濡れ場のシーンだ。全裸でのベッドシーンやシャワー・シーンはエロティックで大胆。ただ「からみがタコのよう」(笑)という批評もあったようで、ジェームズ・ボンドとボンド・ガールも驚いて逃げ出す(はず)。

ジェームズ・ウッズはキレる役が多いが、ここでもすぐにキレる。こういう役はうってつけ。

ロッド・スタイガーは「夜の大捜査線」(1967)や「ワーテルロー」(1970)などが強烈だったが、白髪のマフィアの親分(撮影当時69歳)を貫禄たっぷりに演じている。

【登場人物】

■レイ・クイック(シルべスター・スタローン

爆弾物のスペシャリスト。暴漢を滅多うちにするなど腕っぷしも強い。標的を抹殺することに躊躇はないが、例えターゲットがその場にいても無関係、特に子供などを巻き込むことを懸念するなどそれなりの良識は持っており、これが同僚のネッドとの確執に繋がった。ネッドを告発し、自身もCIAを辞職。その後、フリーの爆破請負人となる。

■メイ・マンロー(シャロン・ストーン

レイも魅了されるほどの美声をもった女性。子供の頃に両親を殺害され、敵討ちをレイに依頼する。個人的にも自分が引導を渡すことを考えている。

■ネッド・トレントジェームズ・ウッズ

レイの上官。階級は大佐。先の事件で、レイに告発を受けCIAを追われた。レイに恨みを持ち復讐を果たすため、トマスとメイを利用する。

■トマス・レオン(エリック・ロバーツ

ジョーの息子で、メイの両親を殺害した。

■ジョー・レオン(ロッド・スタイガー

マフィアのボスでトマスの父親。メイの両親を殺害するように命じた。組織の中で、ターゲットの生死(殺していいかの命令)を唯一決定できる。警察の幹部と繋がっていて、ネッドをレイを捕まえるために捜査に引き入れる手引きをした。

■チャーリー(マリオ・エルネスト・サンチェス

トマスの仲間。

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爆破シーンがみどころだが、高層ホテルの部屋の一角が爆破されてその部分が海に落ちるシーンなどがある(部屋の外箱がいかにもちゃちに見えたが。笑)。

アクション映画としては、気楽に見られる。スタローンのガタイの迫力はすさまじい(笑)。御年48歳(撮影時)のシャロン・ストーンのナイス・バディも見どころだが、「氷の微笑」のような魔性は見られなかったのが残念。

 

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