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映画「追憶」(2017)を見る。降旗康男監督の遺作。

追憶」(2017)を見る。監督は「駅STATION」「鉄道員(ぽっぽや)」など高倉健主演の映画を数多く手がけた降旗康男監督。主演は、岡田准一。降旗監督と出演者の一人、りりィの遺作となった作品。

降旗康男と撮影の木村大作の黄金コンビによる16作品目の最後の映画。テレビの2時間刑事ドラマといった印象だが…。

富山県の漁港で殺人事件が起きた。そこで富山県警捜査一課の四方篤(岡田准一)は、漁港で川端悟(柄本佑)の刺殺体と対面するのだった。そして容疑者として浮上した田所啓太(小栗旬)。この3人は昔、親友の間柄だった。まさかの境遇で再会することとなるとは・・・といったヒューマンサスペンス映画。

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25年前の1992年、親に捨てられた少年、四方篤は同じように親のいないの田所啓太と川端悟に出会い、仁科涼子(安藤サクラ)が営む軽食喫茶「ゆきわり草」に通い、その常連客である山形光男(吉岡秀隆)とともに5人はまるで家族のような間柄となった。

しかし、涼子のかつての男・貴船渋川清彦)が現れた日から幸せな日々は崩壊し始める。篤は涼子のささやかな幸せを守るためにある決意をする。そしてその事件をきっかけに3人は離れ離れになる。

それから25年、篤(岡田准一)は富山県警捜査一課の敏腕刑事として活躍する一方で、幼い頃に捨てられた母親・清美(りりィ)から金を無心されたり、妻・美那子(長澤まさみ)とは流産を機に心がすれ違ったりの生活を送っている。

ある日、ラーメン屋で偶然再会した悟(柄本佑)に声をかけられ、25年ぶりの再会を果たした2人は遅くまで酒を酌み交わす。東京でガラス店を営む悟は資金繰りに困り、金策のために啓太(小栗旬)に会いに来たという。

                     

しかし翌日、漁港に停められたレンタカーの傍で、血だらけの刺殺体として発見される悟。篤は悟との関係を周囲の人間に言い出せないまま捜査に加わり、輪島で働く啓太に単独行動で会いに行く。篤は事件を通して、過去の秘密に向き合うことになる。

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同名タイトルのロバート・レッドフォード主演の名作「追憶」(1973)があるが、全く関係はない。しかし、内容を見ると、クリント・イーストウッドの「ミスティック・リバーとうり二つ。あちらも、3人の子供が、成長して、25年後に再会するが、一人が刑事、一人が犯人、一人が被害者という設定だった。

木村大作のカメラと、豪華俳優の共演がみどころ。

■ジャンル:サスペンス映画

■脚本/原作:青島武 瀧本智行

■監督:降旗康男

■制作会社/配給:東宝映画 ディグ&フェローズ 映画「追憶」製作委員会

■生産国:日本

■公開年:2017年

■上映時間:99分

 

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