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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「007 ドクター・ノオ」(1962、1963年公開時「007は殺しの番号」)


「007 ドクター・ノオ」(007 Dr. No)(予告編)
 
         (初公開時のポスター:「007は殺しの番号」)
 
007 ドクター・ノオ」(原題:007 Dr. No)(製作1962年、日本公開1963年)は、007シリーズの第1作で、シリーズ原点となる映画。かつて、TVでは見たことがあるが、ジャマイカが舞台で、盲目を装った3人組、ウルスラ・アンドレスが海辺から登場するシーンくらいしか覚えていなかったが、今回再見して、内容も分かった。
 

のちのシリーズが、ド派手なアクションであることを考えると、かなり地味な映画だった。車の追跡アクションも、スタジオ合成のようなシーンで、古臭い印象だ。
 
ボンド・ガールの第1号となった(のちにそういう言い方となった)ウルスラ(当時はアーシュラ)・アンドレが登場するのは、映画が始まって、ちょうど1時間もしてから、ビキニ姿で登場。もっと野性的な印象かと思ったら、意外と普通で、スタイルがい
 グラマラスなウルスラ・アンドレス
いが、 オーソドックスな美人だった。
ボンドとのお色気シーンもほとんどない。
 
例によって、小道具は、いろいろあった。 毒蜘蛛
毒蜘蛛にはひやりとさせらるボンド。
 
拳銃も、ボンドは「10年間使ってきたベレッタ 」に愛着があると言うが、上司のMからは、これを使えと言って、渡されたのが「ワルサーPPK」だった。                
拳銃についてはうるさいGH字幕さんにまかせよう。
 

 レッタ(上)とワルサーPPK 
カジノのシーンが、よく登場する。
 ドクター・ノオ」では、カード・ゲームで、ブラック・ジャック
                                                       
ストーリー:
時は1962年、冷戦の真っ只中。
アメリカの要請で、月面ロケット発射を妨害する不正電波を防ぐ工作をしていたジャマイカ駐在の英国諜報部員ジョン・ストラングウェイズとその新人助手が消息を絶つ。
 
英国情報部「MI6」に所属する007こと、ジェームズ・ボンドMから、その捜査を命じられる。「00」は、殺人を許可された番号。
 
CIAのフィリックス・ライターや、クォレルらと協力し、ボンドはリモートコントロールによってジャイロスコープコントロールを狂わせる装置が使用され、その発信地がジャマイカ付近である事を突き止める。
 
アメリカの月面ロケット打ち上げを目前に控え、ボンドはその妨害者の発見と、危機回避のため、近付く者は一人として無事に帰った事のない「竜(ドラゴン)」の伝説がある「クラブ・キー」へと乗り込むのだが・・・。
 
今から思うと、当時としてはアクションとしてヒットしたようだが、B級のスパイ・アクション映画といった印象だ。50年前だから、仕方ないか。シリーズ続編が、派手さを売り物にエスカレートしたということもある。ボンド役がダニエル・クレイグになって、原点に戻ったアナログ・アクションが再注目された。
 
「007シリーズ」再見シリーズ(未見も何作かある)の旅は続く。
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