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<span itemprop="headline">映画「悲しみは空の彼方に」(1959)</span>

悲しみは空の彼方に」(原題:Imitation of Life=人生の偽物、1959)もかつてテレビで見て感動した映画の1本。あとで知ったことだが、この映画は、クローデット・コルベール主演の1934年作品「人生の偽物」のリメイク。このオリジナル作品は、ダグラス・サーク監督のハリウッド時代最後の映画にして最高傑作といわれている。タイトルを「悲しみは~」にしているのは、なかなかいいセンス?(笑)

女優になることを夢見るローラ(ラナ・ターナー)と、混血の娘を女手一つで育て上げるアニー(ジュアニタ・ムーア)。二人の母とその娘たちの10年にわたる心と愛の遍歴を綴るドラマ。

コニー・アイランドで娘のスージー(サンドラ・ディ)とはぐれたローラは、黒人のアニーが娘を預かっているのを見つける。娘のサラ=ジェーン(スーザン・コナー)を連れて放浪しているアニーは、ローラに頼み込んで住み込みのメイドになる。

一度はエージェントのルーミス(ロバート・アルダ)に騙され失意の底に突き落とされたローラだったが、アニーとカメラマンのスティーブに勇気づけられる。ローラは一旦はスティーブを愛するようになるが、再度女優デビューのチャンスが訪れ、スティーブの制止を振り切ってルーミスの元に向かってしまう・・・。

10年後、ブロードウェイの名プロデューサー・エドワースに才能を買われたローラは人気女優となるが・・・。

1950年代といえば、人種差別も根強く、映画にも反映していた。

この映画には、トロイ・ドナヒューも出演している。


肌の色が違う二人の女が、母親としての境遇を同じにすることで心を通わせ、友情で結ばれるというストーリーといえるが、現実には、ラナ・ターナーのローラは役柄が女優という派手な職業であることから、ほとんど母親としては機能していないことから「人生の偽物」というタイトル(原題)になっているようです。

ラナ・ターナーは、50年代、人気美人女優だけあって、目立つが、後に青春映画で輝きを増したサンドラ・ディが可憐だった。