「愛を読むひと」を観てきました。
ドイツを舞台にしたドイツ・アメリカの合作映画。
言語がドイツ語でなく、英語というのが若干気にかかったが、それはマイナーなこと。群集のシーンでは、ドイツ語が一部聞こえていた。少年の名前もミヒャエル→マイケルとアメリカ式に変更されている。
今年のアカデミー賞で5部門にノミネートされたが、ハンナ役のケイト・ウインスレットが主演女優賞を獲得し、映画を観ると、今回は、美貌をかなぐり捨て、化粧なしで、それどころか老けメイクによる熱演でアカデミー賞獲得も当然といった素晴らしさだった。
ウインスレットは、「レボリューショナリー・ロード」との忙しいスケジュールから、一時、
ニコール・キッドマンに役が回ったというが、キッドマンが妊娠したため、降板してウインスレットに
戻ったといういきさつもあったようだ。
ニコール・キッドマンに役が回ったというが、キッドマンが妊娠したため、降板してウインスレットに
戻ったといういきさつもあったようだ。
これから見る人も多いので、差しさわりのないところだけ(笑)。
15歳のマイケルは、偶然気分が悪かった自分を助けてくれた21歳も年上のハンナと知り合い恋に落ちる。ハンナに一目惚れしたマイケルは毎日のように彼女のアパートに通い、ベッドを共にする関係になる。
ハンナはマイケルが本を沢山読む子だと知り、本の朗読を頼むようになる。
ハンナはマイケルが本を沢山読む子だと知り、本の朗読を頼むようになる。
ある日、ハンナは働いていた市鉄での働きぶりを評価され、事務職への昇進を言い渡される。 そしてその日を機に、ハンナはマイケルの前から姿を消してしまうのだった・・・。(HPより)
今回は、あえて予備知識なしで見た。それがよかったのか。
原題はThe Reader(朗読者)で世界的なベストセラーという。
ハンナには、人に言えない、本人が恥と考える、ある”秘密“があった。
そのことを知っているマイケルが、ひとこと言えば、ハンナの運命も大きく変わって
いたのだが、それを言い出すことはなかった。
いたのだが、それを言い出すことはなかった。
ドイツの作家や戯曲家の実名(シラー、レッシング・・・)が出てくる。
ハンナの「シラー(の本)に女性を登場させるといいのにね」というせりふ。
「(本の朗読の中に)ロマンスも含めて・・・」などのくだりがあり、
ちょっと女性らしさをのぞかせていた。
(すこし、ドイツ文学やらドイツの戯曲・演劇論などをかじったことがあるので、ふむふむ・・
というところもあった。笑)
ちょっと女性らしさをのぞかせていた。
(すこし、ドイツ文学やらドイツの戯曲・演劇論などをかじったことがあるので、ふむふむ・・
というところもあった。笑)
話題になっている映画を、基本的に観ておくというスタンスなので、半年以上前から
楽しみにしていた「マンマ・ミーア」などは初日に劇場に駆けつけたが、大体は、
まず様子見です。看板に偽りもあるので、見てから「こんなはずでは・・・」と
思わないようにしています。
楽しみにしていた「マンマ・ミーア」などは初日に劇場に駆けつけたが、大体は、
まず様子見です。看板に偽りもあるので、見てから「こんなはずでは・・・」と
思わないようにしています。
自分で選んで、観た結果が、「期待はずれ」というのがあったとしたら、それは
野球で言う、“選球眼”がなかったというべきで、映画のせいではないと思いますよ。
野球で言う、“選球眼”がなかったというべきで、映画のせいではないと思いますよ。
映画を観て、よくけなす人もいるようですが(爆)。つまらなかったというのは、
自身で、空振りの三振か、ファウルで討ち取られたと思いましょう(笑)。
自身で、空振りの三振か、ファウルで討ち取られたと思いましょう(笑)。
私の今年前半のベスト5(といっても、観ている作品数が少ない)は、
「愛を読むひと」を観るか迷っている人がいたら、お勧めです!
☆☆☆☆(☆4つが最高)