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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">&#039;00年代(68)「パリ、ジュテーム」(2006、日本公開2007)</span>



パリ、ジュテーム」(2006)。

これも話題になっていた映画。日本公開は2007年3月。
ようやく見ることができた。

パリの各地区を舞台にした人間ドラマの数々を、1話約5分間でまとめた短編集。
全18話が、一挙に続くので、それぞれの話をあとで振り返るのが大変(笑)。

評判は上々だったので、期待してみたが、少し欲張りすぎていないかな?という気がしないでも(笑)。

各15分~20分で5話くらいでも・・・。






どの話も「等身大のパリ」。人々の生活の断面を切り取っていることは確かだ。
それぞれの話は、完結はしていないが、将来は明るい・・という見通しを暗示させる。
(吸血鬼はどうだかわからないが。爆)

世界中から著名な監督が集まり、それぞれが撮った作品を披露している。
俳優も豪華。ナタリー・ポートマンイライジャ・ウッドマギー・ギレンホール
ジェラール・ドパルデューウィレム・デフォーなどが出演している。

バラエティな短編集だ。






18組の映画監督が20区あるパリのあちこちに散らばって、この街そのものをテーマにした短編を撮る
という企画がユニーク。オムニバス映画は、あとであれこれ考え楽しむ面白さがある。




主な話と監督:
『モンマルトル』 ブリュノ・ポダリデス監督
『セーヌ河岸』 グリンダ・チャーダ監督
・・・ナンパに明け暮れるチャラ男が、イスラム教の美少女に一目惚れ。その行方は。
『マレ地区』 ガス・ヴァン・サント監督
・・・アトリエで働くアメリカ人男性に、客のフランス人男性が一目惚れ?。
『チュイルリー』 ジョエル&イーサン・コーエン監督
・・・アメリカから観光に来た冴えない中年男が巻き込まれた痴話ゲンカ。
『ショワジー門』 クリストファー・ドイル監督
・・・美容販売員の男が営業に向かったアジア街の美容院で、美女と歌って踊るひとときは・・・。
バスティーユ』 イサベル・コイシュ監督
・・・離婚を決意した男が、別れを切り出そうとしたその日に知った妻の余命・・・。
エッフェル塔』 シルヴァン・ショメ監督
・・・ジャン・クロードのパパとママはパントマイム師。かなりおかしな夫婦・・・。
『マドレーヌ界隈』 ヴィンチェンゾ・ナタリ監督
『ペール・ラシューズ墓地』 ウェス・クレイヴン監督
・・・婚前旅行にやってきたアメリカ人カップルが、性格の相違から破局の危機へ・・・。
カルチェラタン』 フレデリック・オービュルタン&ジュラール・ドパルデュー監督
・・・それぞれ新しい恋人と暮していた熟年夫婦が、離婚を決意。

その他・・・。

話が次々に進むスピード。
まだ話が続くかな、と思えば次に展開。
ついていくのが大変だが、”平凡の中の非凡”・・・すべてパリの切り取り断面図と思えば納得。

★★ (エピソードで印象に残るところとそうでない話の格差あり、辛め)