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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(119)「シャーロックホームズの冒険」(1970)</span>



 「シャーロック・ホームズの冒険」 (原題:The Private Life of Sherlock Holmes、1970年)は、
脚本・監督・製作ビリー・ワイルダー。しゃれたミステリー映画というべきか。

邦題はコナン・ドイル著の短編集と同一だが、原作にはないオリジナルのホームズ作品。
シャーロックホームズとジョン・ワトソンの私生活がポイントとなる映画だった。

ネス湖の怪物ネッシーを題材にした映画としても知られている。
(日本でも、ネッシーが本当にいるのか、と新聞などで話題になったことがある)

シャーロック・ホームズ(ロバート・スティーブンス)の知的才能が見事に描かれていた。
相手役のワトスン(コリン・ブレークリー)の少々間が抜けたような(?)人柄も、なかなかうまかった。小道具のパラソル(傘)や、キリスト教徒に扮した不気味な人びと・・・スリラーはたっぷりだった。フランス女優でドイツのスパイや国扮したジュヌビエーブ・パージュ(「エル・シド」「グランプリ」)がよかった。

19世紀末のロンドン。
ロシアのプリマバレリーナから求婚されたシャーロック・ホームズ
ワトスン医師と同性愛の関係にあると偽り求婚から逃れた。
この騒動から一息ついた彼らの元に、記憶喪失の女性が運び込まれる。
ホームズの機転により記憶を取り戻した彼女の依頼で、行方不明の彼女の夫を
探し始めたホームズの前に兄のマイクロフト・ホームズ(クリストファー・リー)が現れ、調査の中止を勧告するのだった。

しかし、身分を偽って追跡を続け、スコットランドネス湖を訪れたホームズ達の眼前に、伝説の怪物ネッシーが姿を現した・・・。

日本では長くソフトが発売されず視聴が困難であったが、2004年にDVD-BOXの1巻として、2005年には
単体でDVDが発売された。TV版と映画版といろいろあるようで・・。

ホームズ映画では、傑作の1本といわれている。