「わが教え子、ヒトラー」予告編
”教え子”というタイトルでは、まるで子供時代の教師から見たヒトラーというような受け止め方をされてしまいそうだが、まったく違う。
この映画の監督は、レヴィというユダヤ人。
登場するドイツ軍人たちは、あいさつ代わりに「ハイル・ヒットラー!」とハイル!ハイル!と口にして、自分の軍の位を言う。その滑稽さも描く。
実際には、「ハイル・マイン・フューラー!」という。この映画のタイトルのMein Führer (マイン・ヒューラー=私の指導者)のことで「ヒトラー万歳!」ということだ。
怪物のイメージがあるヒトラーだが、実は孤独で暴力に向かう哀れな男として描かれている。
ヒトラーが演説の前の日に予想もしなかった事態が起こる。
そして、演説の当日となるのだが・・・。
BSで放送されたので、見た。同じ時間に名作「ラスト・ショー」(1971)があったが、こちらは、封切りで見ており、感動しているので「わが教え子、ヒトラー」を見ることにした。
☆☆☆