「ロジャー・ラビット」(1988)は、アニメと実写の組み合わせというユニークな映画だった。
映画は、全編に渡る実写とアニメの合成が当時大いに話題となっていた。
アニメーションのキャラクターが現実世界の人間と共に生活を送るという1947年のハリウッドを舞台に、彼らの住む漫画の町 “トゥーン・タウン”の利権をめぐる殺人事件をミステリー・タッチで描いたコメディ作品でした。
ストーリー自体も面白いが何と言っても合成技術の素晴らしさに目をみはりましたね。
ドタバタコメディとそのスピーディな展開にも驚いた。 現在のような「CG」技術はまだなかったと思うが、当時としては、画期的だった。
登場する歴代アニメキャラクターの数も次から次へと現れ、ベティ・ブープ、ミッキーマウス、ドナルドダック、「ファンタジア」のカバのバレリーナまで、どのシーンに誰が出てくるのか・・・面白かった!
そして、その合成技術の成果は、アカデミー特殊効果賞・編集賞・音響効果賞、「ピンクの豹」のオープニング・アニメーション監督でもあるリチャード・ウィリアムズの特別賞受賞となっていた。
映画の原題は「Who Framed Roger Rabbit」(だれがロジャーラビットを嵌めたか)。
1988年度作品。監督は、ロバート・ゼメキス。製作は、スティーヴン・スピルバーグ。
そののアニメ・キャラクター(等身大)との記念撮影の写真を撮ったこともある。
よくある、顔だけくりぬいた“有名人と一緒”写真。(写真は、外しました。)