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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1960年代(41)「宇宙からの脱出」(1969)</span>




「宇宙からの脱出」(1969、公開1970年)は、監督が「荒野の七人」「大脱走」のジョン・スタージェス、音楽がエルマー・バーンスタインのコンビ。男性的アクション映画監督としてのスタージェスとしては、やや物足りなかった。

地球を飛び立った宇宙船ロケットの故障で、帰還できなくなり、その救出に全力を注ぐ人間たちとロケットの乗組員たちの不安と恐怖を描いたSFサスペンス。

出演は「ローマの休日」「ナバロンの要塞」のグレゴリー・ペック、「スター!」のリチャード・クレンナ、「フレンチ・コネクション」のジーン・ハックマン、TV「逃亡者」のデイヴィッド・ジャンセンなど。

ヒューストン基地から発射された宇宙船アイアンマン1号は、いま順調な飛行を続けていた。

この宇宙船には、プルエット(リチャード・クレンナ)、ロード(ジーン・ハックマン)、ストーン
(ジェームズ・フランシスカス)の3飛行士が搭乗していた。

3人は、地上基地の責任者キース博士(グレゴリー・ペック)と、主任飛行士ダウティ(デイヴィッド・ジャンセン)から送られてきた指令通り、宇宙ステーション建設のためのすべての作業をすませた。

やがて、地球へ戻ることとなったが・・・。

突然、原因不明の事故が起き、地球へ戻るための推進ロケットが点火しなくなってしまった。

さっそく、地上センターでは、原因究明のため電子計算機を駆使した。
初めのうちは余裕を示していた当の飛行士たちにも、無限の沈黙の宇宙空間にとり残された不安と恐怖が、じわじわと迫ってきた・・・。

地上基地では、テッドを一人乗り宇宙船に乗せ、救助に向かわせることにしたが、この救助計画には、
数多くの困難が伴った・・・。

数日もかかる軌道計算、宇宙船の食料と酸素の心配等、救出船発射間際に、基地は大暴風雨に
見舞われるなど、問題が続出。

果たして、救い出せるのか、といったスリルとサスペンスを描いていた。

宇宙で、偶然ソビエトのロケットが通り、米国に協力するといった時代に少し触れていた。
宇宙空間の撮影には驚くべきものがあった。

スケールの大きな人間ドラマという点では「大空港」などを連想させた。

グレゴリー・ペックがベテランの貫禄を示し、ジーン・ハックマンは、このころ
まだ売り出し中の新人扱いだった!