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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

1970年代(115)「スコルピオ」(1972)

「スコルピオ」(1972、日本公開1973)は、ワシントン、パリ、ウィーンを舞台に、巨大組織CIA(アメリカ中央情報局)に挑む殺し屋の姿を描いた。
監督はマイケル・ウィナー(「追跡者」「狼の晩歌」)。
出演はバート・ランカスター(「追跡者」)、アラン・ドロン(「仁義」「サムライ」)、ポール・スコフィールド、ジョン・コリコス、ゲイル・ハニカットなど。

 



諜報部員クロス(バート・ランカスター)は、殺し屋ローリエ(アラン・ドロン)と共に、中近東某国の首相をパリ・オルリー空港で暗殺し、一路ワシントンへと向かう。
仕事を終えたローリエに、CIAのフイルチョック(J・D・キャノン)は、なぜクロスをも殺さなかったのかと迫った。クロスがCIAの極秘秘密をソ連側に通報していたことが発覚し、ローリエはクロス殺害指令を受けていたのだが、永年の相棒である彼を殺すことはできなかったのだった・・・。
一足速くCIAの動きを察知したクロスは、最愛の妻サラに別れを告げ、逃亡の旅に出発した。バルチモアからピッツバーグ、シカゴ、トロント、そしてウィーンへ・・・。
1970年ごろはまだ、アメリカとソ連が対立していた時期で、スパイ合戦が繰り広げられる。CIAをめぐる情報戦を描いたが、CIAと殺し屋、スパイ合戦を描いた。
ドロンとバート・ランカスターは、「山猫」などでも共演。
「スコルピオ」でも、2大スター共演で話題となった。
今はなくなった「日比谷映画」で見た。

 

 

監督のマイケル・ウイナーは、チャールズ・ブロンソン主演映画を当時連発して、
アクション監督として有名になった。
主な監督作品:(  )内主演俳優
明日に賭ける (1967) (オリバー・リード、オーソン・ウエルズ)
脱走山脈 (1968)  (オリバー・リード)
栄光への賭け (1970) (マイケル・クロフォード、スタンリー・ベイカー
追跡者 (1970) (バート・ランカスター
妖精たちの森 (1971) (マーロン・ブランド
カニック (1972)  (チャールズ・ブロンソン
チャトズ・ランド (1972) (チャールズ・ブロンソン
スコルピオ (1973)  (バート・ランカスターアラン・ドロン
シンジケート (1973) (チャールズ・ブロンソン
狼よさらば (1974)  (チャールズ・ブロンソン
リベンジャー (1979) (ソフィア・ローレンジェームズ・コバーン
ロサンゼルス (1982)  (チャールズ・ブロンソン
スーパー・マグナム (1985) (チャールズ・ブロンソン
死海殺人事件 (1988) (ピーター・ユスチノフ
ダーティ・ウィークエンド (1993) (リア・ウィリアムス)