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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

思い出の名優:①「バート・ランカスター」・・・米国の代表的なタフガイ俳優。

 
おそらくTVかDVDでしか今後見ることはできない過去のお気に入りスターを気の向くまま、ピックアップしていきます。まったくアトランダムの紹介です。何回続くかわからない ”思いつきシリーズ”です(爆)。第1回は「バート・ランカスター」 です。

バート・ランカスターは、いかつい風貌で、二枚目とは程遠いものの、数多くの名作に出演しており、個人的なアメリカの男優オールタイム・マイベスト10に入る俳優です。

”タフ・ガイ”というのがぴったりの俳優です。1950年代から1980年代にかけて長きにわたってハリウッドで活躍した男優といえば、バート・ランカスター(1913-1994)が代表格でしょう。このほかでは、グレゴリー・ペック、チャールトン・ヘストン、ケーリー・グラント、ヘンリー・フォンダなどが活躍していました。
 
 ランカスターは、アメリカの独立プロの先駆的な役割を果たし、代表作としては1955年の「マーティ」などを残しています。俳優としては「地上(ここ)より永遠に」で演技力を発揮したあと、1960年には「エルマー・ガントリー/魅せられた男」でアカデミー主演男優賞を受賞。
60年代からはヨーロッパに招かれて、ルキノ・ヴィスコンティの「山猫」「家族の肖像」などの作品で更に演技の幅を広げています。その後も、精力的に映画に出演し、70年代も「大空港大反撃」「ダラスの熱い日」「カサンドラ・クロス」などで長い充実した活躍ぶりを見せていました。大作、オールスターキャストの映画では、必ずと言ってよいほど、中心的な役割を演じているところにスケールの大きさが感じられます。

個人的に印象に残る映画をあげると、劇場で初めて見た、黒の眼帯を付けて戦う「大反撃」や、颯爽とした保安官を演じた「大追跡」(なぜか、このころは ”大”を付けた映画が多い=大空港」「大列車作戦」「地震」・・・笑。)、リバイバルの「ニュールンベルグ裁判」、ケネディ暗殺を描いた「ダラスの熱い日」などがあります。アラン・ドロンと共演した「スコルピオ」はスパイ映画(日比谷映画で見た)。
TVで見た「ヴェラクルス」は、西部劇の中でも、圧巻で、決闘シーンでは、白い歯を見せて「ニタッ」と笑ってしばらくして倒れるという、シーンに思わず唸りましたね(笑)。有名な「OK牧場の決闘」、これは西部劇の傑作中の傑作でしょう。

地上(ここ)より永遠(とわ)に」での、海辺でのデボラ・カーとのキスシーンは、あまりにも有名です。大昔、TVで見た記憶がありますが、モンゴメリー・クリフト、フランク・シナトラなど錚々たる俳優が出演していましたね。

主な作品:

フィールド・オブ・ドリームス」 (1989)
「バイオレント・サタデー」 (1983)
「ローカル・ヒーロー/夢に生きた男 」(1983)
「アトランティック・シティ」 (1980)
合衆国最後の日 (1977)」
「戦場」 (1977)
ドクター・モローの島」 (1977)
エンテベの勝利」 (1976)
カサンドラ・クロス」 (1976)
「1900年」 (1976)
「ビッグ・アメリカン (1976)
「家族の肖像 」(1974)
「スコルピオ」 (1973)
「ダラスの熱い日」 (1973)
「ワイルド・アパッチ (1972)
大空港」 (1970)
「追撃のバラード」 (1970)
「追跡者」(1970)
「さすらいの大空」 (1969)
「大反撃」 (1969)
「泳ぐひと 」(1968)
「インディアン狩り」 (1967)
「プロフェッショナル」 (1966)
「ビッグトレイル」 (1965)
「大列車作戦」 (1964)
「愛の奇跡 」(1963)
「五月の七日間」 (1963)
「山猫」 (1963)
「終身犯」 (1961)
ニュールンベルグ裁判」 (1961)
「明日なき十代」 (1960)
「エルマー・ガントリー/魅せられた男」 (1960)
許されざる者」 (1959)
「旅路」 (1958)
「深く静かに潜航せよ」 (1958)
「OK牧場の決斗」 (1957)
「成功の甘き香り」 (1957)
「雨を降らす男 」(1956)
「空中ぶらんこ」 (1956)
「ケンタッキー人」 (1955)
「アパッチ」 (1954)
「ヴェラクルス」 (1954)
「地上(ここ)より永遠に」 (1953)
「白人酋長」 (1953)
「愛しのシバよ帰れ」 (1952)
「暴れ者」 (1948)
「私は殺される」 (1948)
「真昼の暴動」 (1947)
「殺人者」 (1946)
(赤=特に印象深い作品)