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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★変貌した「日比谷映画街」。泣く子も黙った「有楽座」は・・・。

泣く子も黙った有楽座で見た「屋根の上のバイオリン弾き」(fpdの「永遠のベスト10映画」の1本)。
 
1960年代~70年代の日比谷映画街は、有楽町駅を降りて、帝国ホテルの方向に歩くこと3分のところにあり左手に「日比谷映画」その奥に「みゆき座」、右手には「有楽座」「スカラ座」があった。
 

日比谷映画は、アクションものなどが多く、ここで見た1970年代の映画ではジャン・ギャバンアラン・ドロン主演の「シシリアン」(1970)、バート・ランカスターアラン・ドロン主演の「スコルピオ」(1973)、同じくバート・ランカスターの「ダラスの熱い日」(1973)などがある。
 
1960年には「サイコ」が上映された(fpdの映画館デビューは、1969年3月の「新宿ピカデリー」の「ブリット」なので知らない)。
 
                1960年の「日比谷映画」前。
 
泣く子も黙ったという東京では最大規模を誇った「有楽座」では、70ミリ映画が多く上映され「赤いテント」(1970)、ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」(1971)などを見た。
 
みゆき座」は、文芸作品、女性向け作品が多かったようだが、ここで「Z」(1970)を見た。入れ替え制なしの時代で、2回続けてみた。
 
    みゆき座の館名入りの当時のパンフ(オークションで700円とあった)

 


有楽町駅から降りてすぐのところに「有楽町スバル座」があり、ここではアメリカン・ニューシネマが多く上映されていて「イージー・ライダー」「激突!」などを見た。今も劇場は残っている。当時は、表に大きな看板はなく、地下にあった。
 

今はどうなっているのか。
日比谷映画の跡地には、「TOHOシネマズシャンテ 1・2・3」となっている。有楽座のあとはTOHOシネマズ スカラ座/みゆき座」となった。
 
シネコンにとって変わられつつある昨今だが、都心部はそれでも、有楽町だけでも、新たな資本参加などで、シネカノン角川シネマ有楽町になったり、ヒューマントラストシネマ有楽町が誕生したりと、ミニシアターがまだ頑張っている。
 
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