オスカー授賞式に新規則!個人的「サンキュー」禁止
英紙デイリー・メールによると、アカデミー賞授賞式における受賞者のスピーチがこれまでと大きく変わることになるという。これまで受賞者は、妻からエージェント、監督、昔の学校の先生に至るまで一人一人の名前をあげて「サンキュー」を言い続けるというのが多かった。しかし、今年からルールが変更になり、個人的なお礼が禁止になるというのだ。
これは年々長くなる傾向にある受賞者のスピーチ時間を制限するための措置。
今年からは代わりに受賞者の背後にスクリーンでお礼を捧げたい人物たちの名前を映しだすことになるという。
受賞者たちのスピーチが延々と続くために時間が延長になってしまう授賞式を予定通りに終わらせるため、受賞者のスピーチ時間は厳格に一人45秒に限定されるそうだ。
ノミネートされている候補者たちは前もって誰に感謝したいかリスト化して伝えなければならなくなる。この新規則によって授賞式はずっとスムーズに進むだろうと授賞式のプロデューサー、デヴィッド・ヒルは語っている。
ノミネートされている候補者たちは前もって誰に感謝したいかリスト化して伝えなければならなくなる。この新規則によって授賞式はずっとスムーズに進むだろうと授賞式のプロデューサー、デヴィッド・ヒルは語っている。
過去にはジュリア・ロバーツ、ハル・ベリーなど4分や5分といった長時間のスピーチを行った受賞者も存在し、近年ではアン・ハサウェイ(写真)のスピーチが長すぎてわざとらしかったと大バッシングを受けた。
「白人だらけのオスカーを延々と批判する人が出ると困るからだろう」「レオの受賞スピーチだけはもっと長くして。これほど長く受賞の瞬間を待った人がたった45秒じゃ短すぎる」「面白くないジョークもやめてほしい」などの読者メッセージが同紙サイトには寄せられているというのだが・・・。 「私のスピーチ長過ぎた?」
昨年のアカデミー賞のスピーチで感動的なスピーチがネットで紹介されていた。
スピーチをしたのは、脚色賞を受賞した脚本家のグレアム・ムーア(34歳)。
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」の脚本でアカデミー脚色賞を受賞し、オスカー像を手渡された彼はステージで自分の経験を話した。
「16歳の時、私は自殺を図りました。しかし、そんな私が今ここに立っています。私はこの場を、自分の居場所がないと感じている子供たちのために捧げたい。あなたには居場所があります。どうかそのまま、変わったままで、他の人と違うままでいてください。そしていつかあなたがこの場所に立った時に、同じメッセージを伝えてあげてください」
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日本のアカデミー賞でも、監督、共演者、支えてくれた家族に感謝する、などといった優等生的な言葉が禁止になるか、注目したい。
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