「ゲッタウエイ」(1972年、原題:Getaway)
1960~70年代の最大のアクションスターといっていい、油の乗り切ったスティーブ・マックィーン
(当時42歳)と「ある愛の詩」(1970)で一躍有名になったアリー・マッグローの共演のアクション
映画。リメイク映画が、ウイリアム・ボールドウィンとキム・ベイシンガー主演で作られたが、
オリジナルに遠く及ばずでした。ベイシンガーは、好みでしたが(過去形)。
「ゲッタウエイ」は、バイオレンス映画の巨匠といわれたサム・ペキンパー監督とのコンビで、
「ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦」(1972)の直後に撮った作品。
あの、傑作”ワイルドバンチ”のバイオレンス映画監督(サム・ペキンパー)と
マックィーンの黄金コンビ で、面白くないわけがない!!
話は、銀行強盗を犯した夫婦の逃亡劇だが、マックィーンのかっこよさが炸裂した
ハード・アクションで、わくわくでした。共演のベン・ジョンソンも、渋い役柄で
印象に残りました。とにかく、機関銃をぶっ放す映画で、”セーラー服と機関銃”
ではないですが、"カ・イ・カ・ン”というよりも ”爽快”でした。
マックィーンは、1980年に50歳で、ガンで亡くなり、ペキンパー監督も1984年に59歳(まだ若い!)
で脳卒中で亡くなったのは、残念でした。ペキンパーは、テレビ・シリーズ「ライフルマン」
(1960年)の監督を経て、映画監督になっています。
ライフルマンといっても、知っている人は少ないでしょう。幼い頃ですが、チャック・コナーズ(主 演)が、あの銃口の長いライフルをくるくるまわすかっこよさに、あこがれました。テレビの冒
頭・・・「ウー、ライフルマン!!」のかっこよさ! そういえば、ほとんど記憶にないですが、
マックィーンはテレビの「拳銃無宿」の主演で成功し、「荒野の七人」の映画出演の切符を手に
入れたようです。ブロンソンも、テレビ出身だった。ロバート・ボーンもそうだ。
サム・ペキンパー監督の主な作品:
バイオレント・サタデー (1983) 監督
ザ・ビジター (1979) <未> 出演
コンボイ (1978) 監督
キラー・エリート (1975) 監督
戦争のはらわた (1975) 監督 ☆☆☆
ガルシアの首 (1974) 監督 /脚本
ビリー・ザ・キッド/21才の生涯 (1973) 監督
ゲッタウェイ (1972) 監督 ☆☆☆☆
ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦 (1972) 監督 ☆☆☆
わらの犬 (1971) 監督 /脚本 ☆☆☆
砂漠の流れ者 (1970) 監督 /製作総指揮 ☆☆☆
ワイルドバンチ (1969) 監督 /脚本 ☆☆☆☆
ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット (1969) 監督 /脚本
戦うパンチョ・ビラ (1968) 脚本
栄光の野郎ども (1965) 脚本
ダンディー少佐 (1965) 監督 /脚本
昼下りの決斗 (1962) 監督 /脚本
荒野のガンマン (1961)
☆☆☆☆
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