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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「栄光のル・マン」(1971)再見


「栄光のル・マン」(1971、Le Mans)
 
 
栄光のル・マン」(1971)は、20世紀最大のアクション・スターともいえるスティーブ・マックィーン(1930~1980)の”ル・マン”24時間耐久レースの映画化に執念を燃やして1970年の実際のル・マン・レースの実写も取り混ぜて、セミ・ドキュメンタリー風に完成させた。1971年の劇場公開で見たが、先日BSで放送されていたので、再見した。初見の時の緊張感、感動はなかったが・・・。
 
監督は当初は「荒野の七人」「大脱走」のジョン・スタージェスの予定だったが、ドラマ風にしようとしたスタージェスと、ドラマ性を排して、レースの迫力、緊迫感に重きを置こうとするマックィーンが折り合わず、監督はスタージェスからリー・H・カッツィン(「荒野のアパッチ」)に替わった。しかし、映画は、事実上マックィーンが、脚本、製作、主演、監督の役割を果たした。音楽はミッシェル・ルグラン(「シェルブールの雨傘」「華麗なる賭け」)。

スティーブ・マックイーンは、ル・マン24時間レースへの出場を考えていたほどの車好きだったが、保険料の高さからか?保険会社が認めず、ならばと、自ら率いるプロダクション、ソーラー・プロで「栄光のル・マン」をリアルに製作してしまった。撮影には5か月を要した。
 
 
使用したカメラは90台。
撮影に使ったマシンはポルシェ、フェラーリなど含め25台
ル・マン・レース優勝者などのプロが56名参加し、協力した。
 
(ストーリー)
毎年パリの小都市ル・マンで開催される世界最大のカー・レース“ル・マン24時間レース”が今年もやってきた。レーサーのマイク・デラニー(スティーブ・マックイーン)は、昨年のレースで事故死したベルジェッティの妻リサにレース場で出会う。その事故でデラニーも負傷していた。
 
運命の旗は振られ、51台の車は一斉にスタートした。デラニーの乗るポルシェと彼の最大のライバルのエーリッヒ・ストーラーのフェラーリとの壮絶なデッドヒートが繰り広げられるのだった(Gooより)。
 
 
マックィーンのソーラー・プロダクションは、1966年に創設され「華麗なる賭け
(1968)「ブリット」(1968)を製作したが「栄光のル・マン」は興業的に失敗し、皮肉にも、プロダクションは解散となった。

栄光のル・マン
(原題=Le Mans)
1971年米国作品
監督:リー・H・カツィン
製作:ロバート・E・レリヤ/ジャック・N・レディシュ
 
ハンター(1980)
トム・ホーン(1979)
パピヨン(1973) ☆☆☆
ゲッタウェイ(1972) ☆☆☆☆
ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦(1972) ☆☆☆
栄光のル・マン(1971) ☆☆☆
華麗なる週末(1969) ★★
ブリット(1968) ☆☆☆☆
華麗なる賭け(1968) ☆☆☆☆
砲艦サンパブロ(1966) ★★
ネバダ・スミス(1966) ☆☆☆
シンシナティキッド(1965) ☆☆☆☆
ハイウェイ(1964)
雨の中の兵隊(1964)
大脱走(1963) ☆☆☆☆
マンハッタン物語(1963) ★★
戦う翼(1963)
突撃隊(1962)
ガールハント(1961)
荒野の七人(1960) ☆☆☆☆
戦雲(1959)
絶対の危機(1958)
ニューヨークの顔役(1957)

マックィーンに近い俳優は、風貌も似ているダニエル・クレイグか?(笑)。
 
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