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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★「投票結果」②(第14弾”追悼企画”「お気に入りショーン・コネリー出演映画」)11位~30位タイ。

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「映画投票」”ショーン・コネリー”追悼企画では、合計31作品が登場。ただしトップ10など上位作品に点が集中しました。

1点~4点(19位タイ~30位)は以下の通りとなりました。ほぼ単独票です。tosaさんの「007」シリーズの2本が入っています。

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今回はまとめて11位以下も一気に・・・。投票人数に比例して、ランキングが上がっているので、まずまずです(自画自賛。笑)。キャサリン・ゼタ=ジョーンズがしなやかな動きを見せる「エントラップメント」は17点(5人が投票)でも、トップ10に入ることができませんでした。

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(つづく)

★「投票結果」①(第14弾”追悼企画”「お気に入りショーン・コネリー出演映画」)投票コメント。

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2020年「映画投票」第14弾”追悼企画”「お気に入りショーン・コネリー出演映画」には「はてな」ブログでの常連の多くが参加して15人となりました。ぶっちぎりの1位作品は・・・?

今回は、いきなりステーキ!、いきなり投票参加者15人の内容&一言コメントを最初に紹介します。ざっと見ると、もう上位1位~5位作品は見当がつきます(笑)。

投票内容とコメントは以下の通り(投票順。ほぼ原文通り)

ジーナさん

1.「アンタッチャブル」(1987)6点。2.「マイ・ハート・マイ・ラブ」(1998)5点。3.「インディージョーンズ/最後の聖戦」(1989)4点。4.「ロビンとマリアン」(1976)3点。4.「わらの女」(1964)3点。4.「レッド・オクトーバーを追え!」(1990)3点。7.「ザ・ロック」(1996)2点 7.「エントラップメント」(1999)2点。9.「小説家を見つけたら」(2000)1点。9.「プレシディオの男たち」(1998)1点。やっぱり1位は「アンタッチャブル」ですね。2位の「マイ・ハート…」は、良質な映画でしたが、あまりヒットしませんでした。札幌のミニシアター、今は無き「ポーラスター」で観ました。ショーン・コネリージーナ・ローランズライアン・フィリップアンジェリーナ・ジョリーなど、豪華なキャストでしたよ。

guchさん

「007ロシアより愛をこめて」6点「アンタッチャブル」4点「レッドオクトーバーを追え!」4点「薔薇の名前」4点「ロシアハウス」4点「丘」4点「王になろうとした男」4点。007役は外そうかとおもったのですが、、やはり原点だからなぁ~、、。

猫姫さん

「007ドクター・ノオ」「007ゴールドフィンガー」「レッドオクトーバーを追え!」にそれぞれ10点でお願いします。

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たっふぃーさん

これはすぐに決まりました、、、各10点で、「アンタッチャブル」「薔薇の名前」「小説家を見つけたら」、、、ショーンコネリーの007は全て見てますが、どれと選べないので外しました。

およやんさん

アンタッチャブル」8点「薔薇の名前」7点 「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」5点「レッド・オクトーバーを追え!」5点「オリエント急行殺人事件」3点「007 ドクター・ノオ」2点「薔薇の名前」か「アンタッチャブル」か悩みましたが、お酒を飲んでいたジム・マローンが結構記憶に残っちゃって...。

tosaさん

「007/ドクター・ノオ」(1962)3点「007/ロシアより愛をこめて」(1963)3点 「007/ゴールドフィンガー」(1964)3点「007/サンダーボール作戦」(1965)3点 「007は二度死ぬ」(1967)3点「アンタッチャブル」(1987)3点「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」(1989)3点「オリエント急行殺人事件」(1974)3点「ザ・ロック」(1996)3点「ネバーセイ・ネバーアゲイン」(1983)3点と、しました。ショーン・コネリー出演の映画は、「007」以外はあまり観てないので揃うかなと思いましたが、なんとか揃いました(笑)。 

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熊本ミノルさん

1「アンタッチャブル」7点 2「レッド・オクトーバーを追え!」6点 3「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」5点 4「シャラコ」「007 ドクター・ノオ」「007 ロシアより愛をこめて」「ネバーセイ・ネバーアゲイン」各3点 以上です。

湛(しずか)さん

薔薇の名前」(1986)=10点 ※原作の日本語訳出版より映画が早かったので原作読んでてもコネリー修道士が頭の中で大活躍♪物語にもハマったしコネリー演じる主人公が印象深かった名作♪ 「小説家を見つけたら」(2000)=10点 ※渋いコネリーがこんなに優しい人物を好演した事に大感動した思い出の映画音♪ 「ザ・ロック」(1996)=5点 ※登場からインパクトあるロン毛で素敵だった。アクションもまだまだイケてました♪ 「バンデットQ」=2点 ※話題だけで観に行ったら大物ショーン・コネリー登場にテンション上がりました♪ 「アンタッチャブル」(1987)=2点 ※途中で退場には「ポセイドン・アドベンチャー」のハックマン退場と同じくらいに衝撃を受けました♪ 「オリエント急行殺人事件」(1974)=1点 ※先に原作読んでたけれどテレビで本作を観た途端 アーバスノットはコネリーと脳内インプットされて早幾年月♪ 天寿を全うしたので悲しい感覚ではないですが、また大きな星(スター)が去ったのは寂しいです。合掌(-人-) 

ヤマちゃん

5点「薔薇の名前」(1986)「修道士姿も様になる。007から一転、動から静へ、知性派コネリー登場」・5点「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989)「お茶目で可愛いコネリーの魅力が大爆発」・5点「風とライオン」(1975)「20世紀初頭のモロッコ。風はルーズベルト、ライオンは主人公のライズリー(コネリー)。欧米との戦いですべてを失ったライズリーのセリフ。「でも価値あるものは残る」。誇りでしょうか。若かりし頃のキャンディスバーゲンもいいね!」・5点「レッド・オクトーバーを追え!」(1990)「ロバート・ミッチャムクルト・ユルゲンスの眼下の敵を彷彿させる緊張感溢れる戦闘シーン。コネリーは敵にもリスペクトされる艦長を好演」。・4点「007ロシアより愛をこめて」(1963)「やはり007シリーズ作品では最高峰」・2点「マーニー」(1964)「化学反応を起こさなかったヒッチ・コックとコネリー。でも、それはそれで面白い」・2点「オリエント急行殺人事件」(1974)「シドニー・ルメット・バージョンの本作は何度観たことか。コネリーが実直な大佐役で出演」・1点「エントラップメント」(1999)「ショーン・コネリーではなく、エロいキャサリン・ゼタ=ジョーンズばっか観てました」・1点「ファミリービジネス」(1989)「こんなおじいちゃんがいたら大変だあ。コメディでもいい味を醸し出すコネリーの魅力」。

あきりんさん

あえて007は外して、その後の映画から選んでみました。「マイ・ハート、マイ・ラブ」(1998年)6点:11人の群像劇ですが、サー・コネリーは要となる父親役です。アンジーがまた好いんだよなあ。「風とライオン」(1975年)4点:男気のあるアラブの首長役で、本当に格好いい!「レッドオクトーバーを追え」(1990年)4点:原子力潜水艦の艦長役。サー・コネリーは制服姿も決まっていました。「理由」(1995年)4点:冤罪を晴らそうとする弁護士役。信念の人を間違いなく演じています。この映画には11歳のスカーレット・ヨハンソンもでていますよ。「薔薇の名前」(1986年)3点:古めかしく暗い雰囲気の映画でした。「アンタッチャブル」(1987年)3点:脇役だけれど、とても味があった。最後の思い出の集合写真の場面では思わず涙が・・・。「ザ・ロック」(1996年)3点:主役はニコラス・ケイジなのだろうが、完全に助演のサー・コネリーが喰っていたね。「エントラップメント」(1999年)3点:大泥棒役。相方のゼタ姐さんもこの頃は若かったねえ。

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ゆうちゃん

(10点)「ロシアより愛をこめて」ボンドと言えばこの方しか頭に浮かばないほど強烈な印象があります。シリーズの中でも一番好きなのがこの映画。 マット・モンローの歌も、ボンドガールのダニエラ・ビアンキもすべてが美しく、アクション映画なのに、ロマンチックでどこかせつない気持ちも味わえる作品です。 (5点)「ザ・ロック」家で見ましたが、迫力もハラハラ。ドキドキ感もありました。 主演じゃないけど良かった。「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」ボンドの印象が強いだけに、父親役とゆうだけで新鮮に感じました~♪ 厳格そうで、そうでもない色々な面を持つ父親役が魅力的。「アンタッチャブル」豪華キャスト。映画の楽しさを感じる作品。みんなカッコイイ!コネリーも渋い。オスカ―(助演男優賞)も納得の演技。「小説家を見つけたら」劇場で観ました。派手さはないけど、じんわり心に沁みた作品。世代を超えた友情もいいな~! 10点1作品 5点4作品。シンプルに選びました。 

八点鐘さん

10点(ル・カレ作品)「マーニー」4点(ヒチコック作品)「ハイランダー」4点(クィーン音楽)「ザ・ロツク」4点(アルカトラスが舞台)「エントラップメント」4点(ゼタ・ジョーンズがたまらない)「ネバーセイ/ネバーアゲイン」「ロシアハウス」4点(これはルノー5Ⅱのサイドブレーキターンが・・・) 以上、八点鍾でした。

べべちゃん

”枯れ専”のベベちゃんが投票しないわけにはいかない(笑)。駆け込みで来ました(笑)①「薔薇の名前」(1986)この作品でサー・コネリーのファンになりました(笑)②「アンタッチヤブル」(1987)サー・コネリーが登場したときのカッコよさは溜息もの!③「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989)ちょっとお茶目なサー・コネリー♡④「王となろうとした男」(1975)これは名作!⑤「007ネバーセイ・ネバーアゲイン」(1983)リアルタイムで見た唯一のサー・コネリーの007(*´▽`*)⑥「小説家を見つけたら」(2000)ジジイになればなるほどカッコよくなっていくサー・コネリー(´∀`*)ポッ 以上6作品すべて5点でお願いします♪ 

ギドラさん

ロシアより愛をこめて」(1963)「アンタッチャブル」(1987)各8点「007ドクターノオ」(1962)「オリエント急行殺人事件」(1974)「風とライオン」(1975) 「ロビンとマリアン」(1976)「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989)「レッド・オクトーバーを追え!」(1990)「リーグ・オブ・レジェンド時空を超えた戦い」(2003)各2点。コネリーの2つの頂点に立つ作品はこれでしょう。10点にしたかったけど他にも外せない作品があったので8点になりました。少ない作品数で10点にしているのより下と言うのはおかしいです(笑)コネリーの魅力は人生経験で得た知識や賢さと、武骨な男らしさを併せ持つ中年から老年に差し掛かった人物を演じた時ですね。でも若い頃のボンドの魅力も捨て難い(笑)。

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fpd

アンタッチャブル」10点(ビシッと決めた制服の老警官の味わいのあるセリフと醸し出す人間味)。「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(お茶目さ、ユーモアとゆとりで)5点「007ロシアより愛をこめて」5点(007を代表して)。「赤いテント」3点「エントラップメント」2点。「オリエント急行殺人事件」2点「ショーン・コネリー盗聴作戦」1点「プレシディオの男たち」1点「未来惑星ザルドス」1点(”赤ふん”で奮闘。笑)。

 

(つづく)

 

映画「ブルージェイ」(2016、劇場未公開)を見る(Netflix)。

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ブルージェイ」(2016、劇場未公開)を見る。NetflixAmazonなどネット配信映画では、オリジナル映画のほか、劇場未公開映画をネット視聴できる機会が増えている。タイトルは高校時代にカップルが通っていたカフェの名前。あえてモノクロなのがいい。高校時代の恋人同士が、20年ぶりに再会する話。

主演のサラ・ポールソンは「それでも夜は明ける」(2013)では、嫉妬深い人物を演じていたが「ブルージェイ」では、若き日のカトリーヌ・ドヌーブのような雰囲気。マーク・デュプラスは、最近では「スキャンダル」(2019)などに出演している。

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カリフォルニア州の田舎町にあるスーパーマーケット。たまたま地元を訪れていたアラフォーの男女、ジム(マーク・デュプラス)とアマンダ(サラ・ポールソン)は、そこで偶然 再会する。

高校時代にはカップルだった2人だが、今ではお互い別の場所に住んでいて、アマンダは他の男性と結婚し、子どももいた。そんな20年ぶりに顔を合わせた男女が、2人きりで翌朝まで同じ時間を過ごす姿を描く。

よく立ち寄っていたカフェ“ブルージェイ”や、気のいいおじさんのいる酒屋、木々に囲まれた湖畔・・・思い出の場所を歩き、たたずみながら話すうちに、ジムもアマンダも、忘れかけていた高校時代の若々しい気持ちを思い出していく。あの頃はお互いにいろいろな可能性があったし、田舎に住んでいても世界は光り輝いていた。

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高校時代にあることがきっかけで別れたが、それぞれに引っかかることがあったが、”配達されなかった手紙”の存在で、吹っ切れたというロマンス映画。登場人物がほぼ二人の会話劇で「ビフォア」シリーズにも似た映画。

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映画「復活の日」(1980)を見る。

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復活の日」(1980)を見た。原作は小松左京1964年に書き下ろしで発表した日本のSF小説(旧)角川春樹事務所TBSが製作、深作欣二監督。撮影は木村大作1980年6月に東宝系で公開された。英題は“Virus”。南極ロケなどを敢行し、総製作費は25億円。

出演は草刈正雄のほか、夏八木勲千葉真一渡瀬恒彦緒形拳、多岐川裕美、森田健作など。外国からは「大空港」のジョージ・ケネディ、「0011ナポレオン・ソロ」「荒野の七人」のロバート・ヴォーン、「ロミオとジュリエット」のオリビア・ハッセー、「ライフルマン」のチャック・コナーズ、「暴力教室」のグレン・フォード、「オーシャンと十一人の仲間」のヘンリー・シルヴァなど錚々たる俳優が多数出演している。

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米ソ冷戦時代の1980年代。西側の研究所から細菌兵器として研究されていた新種のウィルス「MM-88」が持ち出される。MM-88はマイナス10度を超えると、爆発的に増殖する驚異的なウィルスだった。

MM-88を手に入れたマフィアが乗っていたセスナ機がアルプスの雪山に激突。そこから世界中に、MM-88が飛散していった。

カザフスタンでは大量の家畜が死に、イタリアでは嬰児や幼児を中心に感染が広がる。「イタリア風邪」と呼ばれるようになった疾患は世界中で猛威をふるっていく。

アメリカ大統領のリチャードソンは事態を重く見て、閣僚会議を開くが、各地では暴動が勃発。バークレイ上院議員はこれが細菌兵器によるものだと考え、ウィルスを研究していたマイヤー博士を呼び寄せワクチン精製を急がせる。

「イタリア風邪」の猛威は南極にも知らされる。

日本の南極観測隊地震予知学者・吉住(草刈正雄)は、旅立つ前に恋人の看護師・則子(多岐川裕美)と別れていた。則子は吉住の子を妊娠していたが、「イタリア風邪」の対応に追われていた疲労から流産してしまう。

国に家族を残していた観測隊員の辰野は気が気ではない。そんな中、ある少年が、ニューメキシコから南極基地へ無線で連絡する。しかし少年は無線の使い方が解らず拳銃自殺。それを聞いた辰野はパニックになり、妻子の写真を抱えて基地の外へ姿を消してしまう。

MM-88はソ連の指導者をも死に至らしめ、リチャードソン大統領(グレン・フォード)の妻もイタリア風邪で死んでしまう。リチャードソンは南極のパーマー基地を思い出し、南極にいる各国の観測隊が最後に残った人類であると告げ、「外出や侵入者を許さない」という最後の大統領令をだす。

そして1982年秋、南極の863人を残して人類は滅亡した・・・。

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映画では、当初は新種のインフルエンザが疑われ「イタリア風邪」などと呼ばれたが、実際には某国研究所で開発された新型ウイルス兵器「MM88」がスパイによって奪われ、それが拡散。その結果、世界はほぼ全滅、南極に取り残された観測隊員などわずかな人数だけが生き残り、人類復活に向けて悪戦苦闘するというストーリー。

日本観測隊の地質学者・吉住(よしずみ)を演じる草刈正雄は185センチと長身だが、チャック・コナーズ(196センチ)、ジョージ・ケネディ(193センチ)、少佐を演じたボー・スヴェンソン(197センチ)らと並ぶと背が低く見えるから不思議。

当時は「SF」としてみられていたが、現在のコロナ禍で、ウイルス・パニック映画として、見なおされているという。邦画というよりも、セリフがほぼ英語でハリウッドの細菌パニック映画を見ているような印象。

★映画投票:ショーン・コネリー作品、締め切り迫る!

ショーン・コネリー追悼企画「お気に入りショーン・コネリー出演映画」投票もいよいよ残り2日間となりました。現在10人が参加。持ち点1人30点(1作品最大10点)で、トータル300点の内訳で、20点以上の作品が7作品登場。

なかでも暫定1位作品は約60点と群を抜く結果。2位は約40点。20点~30点がぞろぞろ

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■投票所はこちら:

fpd.hatenablog.com

 

ドラマ「ハリウッド」(全7話、Netflix)の4話まで見る。

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Netflixの新作ドラマ「ハリウッド」(全7話)のうち4話まで見た。

第2次世界大戦後(1947年~1948年)、黄金時代と呼ばれたハリウッドを舞台に、俳優、監督、脚本家等の夢を叶えようとする若者の奮闘を描くストーリー。内幕物は面白い。クエンティン・タランティーノ監督の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」にも通じる。

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実話とフィクションをうまく取り入れて、ある時代のハリウッドの「もし…」を描いている。今では、LGBTや多様性が認められてきたが、1940年代のアメリカは、カトリック思想が支配していた時代で、映画に「ヘイズコード」と呼ばれる規制がかけられ、聖職者をバカにした描写や、白人と黒人の恋愛、ゲイの描写など厳禁のタブーだった。

そんな中、映画黄金期に、一つの映画が作りあげられる過程を描く物語を描いているのが「ハリウッド」。1920年代後半から1930年代にかけて、無声映画から完全にトーキーへ移行していくと、映画はますます庶民の娯楽になっていった。

男女の恋愛ものや、ギャング映画など、観客を刺激する映画がヒットしていったが、当時のアメリカは、現在よりもさらに完全な白人社会。ゲイだとわかると、暴漢に襲われてしまい、白人と黒人のカップルたちも、身の危険を感じながら過ごすことになる。

ところが、映画産業の発展により、全米、さらにはヨーロッパから夢と才能を持った若者たちが集まるようになり、ハリウッドの中にも多様な考え方が生まれ始めていく。

クリエイターたちは多種多様な考え方を持っていても、映画を製作する映画会社側は、完全なる白人社会プラス男社会。「新たな発想」を嫌い、昔ながらのカトリック思想に凝り固まった人たち。

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  通行人の端役でもいいとエキストラの仕事を求めて映画スタジオに集まる人々

そんな中「ペグ」という脚本の映画化が決まった。「ペグ」は、実在したペグ・エントウィスルという女優が、24歳という若さでハリウッドサインの「H」の文字の上から飛び降り自殺したという実話を映画化しようという企画だった。

ハリウッドの映画会社は、脚本はいいが、脚本に黒人の名前が出ることを嫌い、別の人の名前を使おうとするのだった。

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映画会社の代表が病に伏して、その妻が製作の決定権を持つようになったが、主役などに黒人を登場させると南部では上映できないなどから白人だけで製作しようとした。

その妻が、元大統領夫人と会食する機会があり、黒人を使わないという方針が覆されるのだ。元大統領夫人とはルーズヴェルト元大統領の奥さんで、いまでいうインフルエンサー(影響力のある人物)の一人。大統領夫人の言葉が説得力があり感動的だった。

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元大統領夫人がアメリカ南部を訪問した時に、黒人はモノ扱いの時代から自由の時代に変化していると思ったら、まだ黒人の子供たちは虐げられていたというのだ。そうした黒人の子供たちが「もし、映画の大スクリーンで、黒人の女性が主役を演じていたらどう思うか」というのだった。明るい希望が持てるのではないかと、黒人を抜擢すべきだという。南部で映画を見てくれなかったら北部で見ればいいという。

そんな元大統領夫人の言葉に突き動かされて、事態が変わっていくように思われたのだが・・・。

主人公はジャックという創作キャラクターだが、ジャックのライバルとなるロック・ハドソンはいうまでもなく実在の俳優。1985年に、自身がゲイであることを公言し、その年にエイズで亡くなっている。そのマネージャーのヘンリーも実在の人物。

ロック・ハドソンは、芸名で、スクリーンテストなどでは、大根役者のような存在だったところも面白い。実際に大根だったのか(笑)。

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ハリウッドは、高級住宅街のビバリーヒルズのプール付きの豪邸に住むことを夢見て、役者を目指して多くの人間が集まる女優の卵などは、ウエイトレスで生計を立てながら、オーディションのチャンスを待つなどは「ラ・ラ・ランド」の世界だった。

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男優を目指す若者はどうだったかびっくり仰天だが、表向きはガソリンスタンドの給油の仕事だが「夢の国」を合言葉に給油に来る客には、特別奉仕の裏の仕事があったのだ。男の売春(男娼)で、相手が金持ちマダムが多いが、その中に映画製作会社の社長夫人もいて・・・といった展開だった。

セシル・B・デミル(超大物映画プロデューサー)がやってくるとか、アンナ・メイ・ウォン(「上海特急」)、ヴィヴィアン・リージョージ・キューカー(「西部戦線異状なし」監督)といった名前が実名でポンポン出てくるのが面白い。

(追加)

第5話~最終第7話まで見た。

ハリウッド的なエンディングだった。「ペグ」の映画は、会社の存続の危機を招くとして、一部の幹部がフイルムを燃やしてしまうのだが、予想外のどんでん返しが待っていた。

 

映画「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989)再見。

 

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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(原題: Indiana  Jones  and  the  Last  Crusade, 1989)を再見した。”初見”というと「え、今頃」といわれかねない(笑)。

ハリソン・フォード主演のインディ・ジョーンズ シリーズ第3作目。インディの青年時代や名前の由来、父親ヘンリーとの冒険などが描かれる。アカデミー賞では音響効果賞を受賞。作曲賞、録音賞にもノミネートされた。

ショーン・コネリー作品の「投票」を実施中で「プレシディオの男たち」(初見)とあわせて見なおした。インディの青年時代をリヴァー・フェニックスが演じている。インディ父(ショーン・コネリー)の同僚役エルザを「007 美しき獲物たち」のアリソン・ドゥーディが演じている。ほかに「007 ユア・アイズ・オンリー」などのジュリアン・グローヴァー「007リビング・デイライツ」などのジョン・リス=デイヴィスなど。

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舞台は1938年。ドイツ・ナチスの時代。冒険家として、また考古学教授として多忙な日々を過ごすインディ・ジョーンズハリソン・フォード)に、大富豪ドノバンから相談が持ちかけられる。イエス・キリスト聖杯の所在を示す重大な遺物を手に入れたが、調査隊の隊長が行方不明になり、それを探して欲しいというのだ。

最初は渋っていたインディだったが、その行方不明になった隊長というのが自分の父、ヘンリー・ジョーンズ(ショーン・コネリー)であると聞き、仕方なく依頼を承諾。父が最後に消息を絶ったヴェネツィアに向かった。

そこで父の同僚エルザ・シュナイダー(アリソン・ドゥーディ)と合流、教会の中で聖杯捜しの鍵となる石板を発見するが何者かに襲われる。襲ってきた男から父はブルンワルド城に閉じこめられていることを聞かされ、インディはシュナイダーと共に救出に向かう。幽閉された父との再会も束の間、シュナイダーの裏切りによりインディは親子共々捕まり、手帳も奪われてしまう。

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コネリーは、陽気で楽天的な考古学者をお茶目に演じている。好々爺といった印象。息子のインディを「ジュニア」「ジュニア」と呼ぶので、インディからはなんども「ジュニアと呼ぶな!」といわれる。考古学の助手のエルザという女性を巡って、シニアとジュニアの親子が関係を持っていたということが発覚し、シニア(コネリー)もバツが悪い顔をするところもお茶目(笑)。

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地下の洞窟には、ネズミの大群がいたり、小さな蛇がうじゃうじゃいて、気持ち悪い。女優も演技とはいえ、ネズミの中に足を踏み入れるのは(笑)。ミイラの顔がドドッと目の前に現れるのは「サイコ」のノーマン・ベイツ母のよう(笑)。

この映画の撮影時(1988年)に、コネリーは58歳、ハリソン・フォードは42歳。実年齢の歳の差が12歳で「親子」を演じている。コネリーはもともと髪が薄く、老け顔だからいいか(笑)。

冒険活劇だが、第1作と比べると、やや面白さ、娯楽性にかける印象だった。

■シリーズのタイトルと公開年は以下の通り。