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映画「ジェミニマン」(原題:Gemini Man、2019)を見る。ウィル・スミス主演のSF アクション。

ジェミニマン」(原題:Gemini Man、2019)は、ウィル・スミスが伝説のスナイパーを演じ、ジェミニ社が生産した若きクローンとの戦いを描くSFアクション。

銃撃戦バイクによるカーチェイスでは、これまでに見た映画では1,2を競う迫力。

監督は「ブロークバック・マウンテン」「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」のアン・リー。製作は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマー

毎秒120フレーム撮影、4K×3D映像の技術を導入した近未来アクション。伝説的暗殺者ヘンリーは任務遂行中に何者かに襲われる。苦戦しながら襲撃者を追い詰めると、その正体は若い自身のクローンだった…。

最新デジタル技術を駆使し、ウィル・スミスはベテラン暗殺者のヘンリーとヘンリーの20代の姿であるクローンを演じる。上のポスターでは、どちらもウィル・スミス。

共演は「10 クローバーフィールド・レーン」のメアリー・エリザベス・ウィンステッド、「インサイドマン」「ラスト・ナイツ」のクライヴ・オーウェンほか。

【ストーリー】
凄腕エージェントのヘンリー(ウィル・スミス)は、51歳という年齢などから引退を考える。そんなヘンリーに、DIAアメリカ国防情報局)からダニー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)という女性の監視がつく。しかし、突如ヘンリーは命を狙われ、ダニーもそれに巻き込まれてしまう。

ヘンリーを狙ったのは、DIAと密接な関係にある軍事企業ジェミニ社のヴェリス(クライヴ・オーウェン)だった。ヘンリーは友人のバロンを頼ってコロンビアに逃れるが、暗殺者の追手が迫る。

その暗殺者はヘンリーとDNAが同じでかつ23歳の若い兵士、つまりクローンだった。やがてヘンリーは政府を巻き込むクローン技術の巨大な陰謀に巻き込まれていく。

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登場する様々な銃やバイクも見どころ。

   

凄腕スナイパー、ヘンリー・ブローガンが使用していた銃はRemington 700PSS、Galil ACE GAP39SBのほかGlock 34 (TTI RTS Package)、SIG-Sauer P226、IWI X95 XB16Lなど。
Remington 700PSSは、高速走行中の列車に乗るターゲットでさえ間違いなく仕留めてしまうという優れもの。

映画では、無関係な少女がターゲットに近付いたため射撃タイミングを想定より遅らせることになり、結果として着弾が頭から首にずれてしまったのだが…。

これを「もし少女に当たっていたら」と考えたヘンリーは、自身の衰えを理由に引退を決める引き金になった。

ヘンリーの若き日のクローン、ジュニアが使っていた銃はStandard Manufacturing DP-12、TTI Glock 17、Brügger & Thomet USW-A1など。中でも、Standard Manufacturing DP-12の破壊力はすさまじかった。

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引退生活を始めたヘンリーはレンタルボートを借り、自分を呼び出した旧友のジャック・ウィリス(ダグラス・ホッジ)と海上で再会する。

ジャックはヘンリーが射殺した最後のターゲットが悪人ではなく分子生物学者であるという情報を掴み、その身を案じていた。

生物兵器テロリストだと知らされていたヘンリーは驚き、真実を知るために情報源であるユーリ・コヴァッチ(イリア・ヴォロック)と直接会えるよう取り次いでもらう。

その頃、DIAの本部ではヘンリーの元上司ジャネット・ラシター(リンダ・エモンド)と極秘特殊部隊「ジェミニ」の指揮官クレイ・ヴェリス(クライヴ・オーウェン)が2人の会話を盗聴していた。

   

ヘンリーが真相を知る事を恐れたヴェリスは、彼を暗殺するため「ジェミニ」を動かそうとするが、ラシターに却下される。

港に戻ってきたヘンリーは、レンタルボートに盗聴器が仕掛けられていたことに気付き、受付のダニー・ザカレウスキー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)を夕食に誘う。

ヘンリーから証拠を突きつけられたダニーはDIA職員であることを認め、2人は食事をしてそれぞれの帰路に着く。

深夜、海上のジャックが殺され、ヘンリーの家にも暗殺チームが送り込まれてきた。危険を察知したヘンリーは元相棒のマリーノ(E・J・ボニーリャ)に逃げるよう連絡を入れるが、通話終了を待たず殺されてしまう。

ヘンリーは暗殺チームを返り討ちにすると、眠っていたダニーの家に侵入し、自分達に危険が迫っている事を伝える。

ヘンリーとダニーは待ち伏せていたチームを全滅させ、盗んだレンタルボートで港を後にする。暗殺の失敗を知ったヴェリスはラシターを説き伏せ、「ジェミニ」の兵士から刺客を送り込むことを決めたのだが…。

終盤では「ジェミニ」やクローン計画が解体されたこと、上層部がジュニアを見逃しラシターを捕まえたことが明らかになる。6ヵ月後、ヘンリー、ダニー、ジュニアの3人は再会を喜びながら、新たな人生を歩み出していく。

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ウィル・スミスが、若きクローン「ジュニア」とに2役を演じている。そっくりなのでウィル・スミスの息子かと思ったら、クローンはCGを駆使した若づくりになっているようだ。

メアリー・エリザベス・ウィンステッドという女優は、ユアン・マクレガーの奥さんで、映画では「リンカーン/秘密の書」「ダイ・ハード/ラスト・デイ」「最高の家族の見つけかた」などに出演。見たことがある女優だと思ったら、Netflix映画「ケイト」(2021)の主演で女性暗殺者を演じていた。

【キャスト】
■ヘンリー・ブローガン:ウィル・スミス
DIAを引退した凄腕のスナイパー。51歳。蜂アレルギーで、水が苦手。
■ジュニア:ウィル・スミス
ヘンリーを殺すために送り込まれた暗殺者。25年前に作られたヘンリーのクローン。事件終結後は新たに"ジャクソン"という身分を与えられ、大学生として過ごしている。
■ダニー・ザカレウスキー:メアリー・エリザベス・ウィンステッド
DIAの女性潜入捜査官。長官の直属で、引退したヘンリーを監視する任務に就いていたが、彼の関係者と見なされ命を狙われるようになる。
■クレイ・ヴェリス:クライヴ・オーウェン
DIA職員。極秘特殊部隊「ジェミニ」の指揮官。ヘンリーに無断で彼のクローンを作り出し、自分の養子としてジュニアと名付け、完璧な兵士に育て上げた。
■バロン:ベネディクト・ウォン
ヘンリーの旧友。ヘンリー曰く「ろくでなしだが超一流のパイロット」。
■ジャック・ウィリス:ダグラス・ホッジ
元DIAの職員。ヘンリーの旧友。
■デル・パターソン:ラルフ・ブラウン
DIA職員。ヘンリーとは旧知の仲。
■ジャネット・ラシター:リンダ・エモンド
DIA職員。ヘンリーの元上司。
■ユーリ・コヴァッチ:イリア・ヴォロック
ブダペストにいる情報屋。ヘンリーのファンを自称するが、共通の友人であるジャックが死ぬ原因となった彼を憎んでもいる。
■マリーノ:E・J・ボニーリャ
ヘンリーの元相棒。ターゲットの見張り役を担当する。

                     

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