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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ゴジラ  キング・オブ・モンスターズ」(原題:Godzilla: King of the Monsters、2019)

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ゴジラ  キング・オブ・モンスターズ」(原題:Godzilla: King of the 
Monsters、2019)を見た。MOVIXたさいたまにて(8:15~)。巨大モンスターの代名詞として不動の人気を誇る日本の怪獣王をハリウッドがリブートしたのが5年前に公開された「GODZILLA ゴジラ」(2014)。今回は、そのシリーズ第2作。
 
前作から5年後の世界を舞台に、モスララドンキングギドラなど続々と復活する神話時代の怪獣たちとゴジラが、世界の覇権をかけて戦いを繰り広げる。また、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようと、未確認生物特務機関「モナーク」に属する人々が奮闘する姿を描く。
 
日本のゴジラ映画シリーズでかつて登場した主要怪獣が登場するオールスター戦のような戦いがあり、キング(王)はやはりゴジラ、というタイトル通りの映画。
 
出演は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のカイル・チャンドラー、「マイレージ、マイライフ」のベラ・ファーミガ、これがデビューとなるミリー・ボビー・ブラウン、「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のチャールズ・ダンス、「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンス、「SAYURI」のチャン・ツィイー渡辺謙ほか。
 
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写真は、上から、ゴジラモスララドンキングギドラ
 
闘いは、ゴジラ頭が3つあるキングギドラの対決。迎え撃つ人類はゴジラのライバルであるギドラに対抗できるのは「あれ」しかいないと眠れる獅子を起こすのだ。ただし、その代償は大きかった。
 

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2014年のゴジラとムートーのバトルで破壊された直後のサンフランシスコ
マークラッセカイル・チャンドラー)とエマラッセベラ・ファーミガ)が必死に息子アンドリューを探すシーンから映画は始まるが、子どもは見つからず亡くなった模様。
 
        写真は、上がマーク、下はエマとマディソンの母娘。
 
エマ博士とその娘マディソンラッセミリー・ボビー・ブラウン)が中国でモスラの孵化(ふか)に立ち会っていたところアラン・ジョナ(チャールズ・ダンス)率いるテロリスト軍団が襲撃する。
 
  写真は上がテロリストのリーダー(右)、下は、グレアム博士(左)と芹沢博士
 
研究所の人々は殺されたが、怪獣と交信できる装置「オルカ」とともにエマとマディソン母子が誘拐される。芹沢猪四郎博士渡辺謙は、秘密機関であるモナークとともにエマの元夫で「オルカ」の開発者であるマークと協力して、彼女たちを取り戻そうと立ち上がる。
 
実はエマ母子テロリストとグルになって、南極で眠っていたモンスターゼロキングギドラや、メキシコの火山で冬眠中だったRodanラドン)などをを起こしてしまうことで、大混乱が巻き起こるのだが・・・。
 
・・・
エマのとった行動は、元夫や芹沢らにとっては不可解であり、理解に苦しんだが、地球の消滅を回避するために世界中で眠っている怪獣を呼び起こすというのが狙いだった。芹沢博士渡辺謙ゴジラに向かって行き「さらば、友よGood Bye, old friend!)」と言うセリフがあり、事態が激変する。
 
最新の特殊効果技術を使った映像は大迫力。
軍用機によるキングギドラとの空中戦、怪獣同士の放射熱線合戦、大都市の壊滅する光景などは目を見張る。もともと長尺だったようだが、上映時間は2時間12分(132分)に圧縮、あっという間に終わった印象。
 
渡辺謙は、完全にハリウッド映画人のひとりとして溶け込んでいる。
久々にハリウッド映画に登場した研究仲間のチャン・ツィイー写真下)とハグをするシーンもあり大物感が漂う。
 
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次回作もすでに製作が決定しており、ゴジラキング・コングの最終決戦となり、2020年公開の予定。この映画で日本の小栗旬がハリウッドデビューを果たすことになる。
 
原題:Godzilla: King of the Monsters
2019/アメリカ 上映時間132分
監督・脚本:マイケル・ドハティ
脚本:ザック・シールズ
撮影:ローレンス・シャー
音楽:ベアー・マクレアリー
出演:
ベラ・ファーミガエマラッセ
ミリー・ボビー・ブラウンマディソン・ラッセ
サリー・ホーキンスヴィヴィアングレア
渡辺謙芹沢猪四郎
トーマス・ミドルディッチ
オシェア・ジャクソン・Jr.