■「ハゲタカ」(テレビ朝日系、木曜21時)。
累計230万部の真山仁の小説「ハゲタカ」は2007年にNHKでドラマ化され、2009年には映画化されたが、再びドラマ化されることになった。映画版は、この10年間の邦画ではかなり上位に入れたい作品。今回のドラマは、今更感がなくはないが、舞台は
2019年。
2019年、「平成」の幕が下りる――
バブル景気という熱狂の中で産声を上げた平成という時代はバブル崩壊、失われた10年、リーマンショック、そしてアベノミクスによる景気上昇、と経済の乱高下に揺さぶられ続けた30年間だった・・・。
そんな激動の時代を背景に、外資系投資ファンドを率いる“買収者”・鷲津政彦の生き様を描いた、小説「ハゲタカ」が、この夏、実力派俳優・綾野剛を主演に迎えて連続ドラマで蘇る。
権力に立ち向かう姿を描いたビジネスエンターテインメントととして面白いが、今回のドラマではどのような展開を見せるのか。
アメリカにいた鷲津が日本に戻り、最初に手がける大仕事が、第1話で描かれる三葉銀行のバルクセール(不良債権などを第三者にまとめて売ること)。そこで芝野健夫(渡部篤郎)と出会い大きな因縁でつながっていく。
芝野は三葉銀行のエリートバンカーとして不良債権処理に携わり、日本初のバルクセール実施に際し、鷲津と対峙。鷲津という男にいち早く警戒感を覚える一方で、銀行上層部からの無理難題には憤りを感じながらも、真摯に仕事に向き合っていく。
芝野の上司であり、三葉銀行の常務取締役でもある飯島亮介を演じるのは、小林薫。“三葉史上屈指の策士”と評されるほど、目端が利く陰謀家である飯島は、三葉銀行のためならどんなやり方も厭わないという考えの持ち主。
鷲津が代表を務める「ホライズンジャパン・パートナーズ」のメンバーで、日本政財界の裏と表に精通し、数多くの情報源を持つ佐伯宗徳役に杉本哲太。不動産取引のエキスパートでもある中延五朗に光石研。出演は、ほかに堀内敬子、是永瞳、佐倉絵麻、沢尻エリカなど。
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