過去の「ハゲタカ」ドラマと映画では、伝説のハゲタカ(情け容赦ないファンド)を演じた大森南朋(なお)が、キラリと光るメガネで凄みがあったが、今回のドラマの綾野剛(あやのごう)は、顔芸とドスの効いたセリフが印象的だ。
大赤字で銀行からも資金調達できなく窮地に陥って倒産寸前の社長に向かって・・・。
「あなたはまだ生きている!」
「ハゲタカ」は、いくつかのパートに分かれて、ストーリーが展開する。
かつて放送されてNHKドラマも、自動車、電機など様々な業界が登場した。
※バルクセール:多数の不良債権をパッケージ化して、第三者(サービサーや投資ファンド)に一括して 売却する手法。買い手の側から見ると、さまざまな取引先の債権を一括して購入すると、リスクの分散が可能になる。 バルクセールは債権の売買であり、債権の額面ではなく、時価で取引される。
倒産寸前の会社を安く買い叩いて、再生して高く売りつける、投資ファンド。
映画では、救世主か悪魔かといったキャッチコピーが踊った。
勧善懲悪ドラマは面白いが、最近は「Missデビル」にしても「ハゲタカ」にしても、本来は憎っくき悪役なはずだが、そのダークヒーロー、ヒロインがむしろ魅力的だ。単に合理的、金儲け主義だけでなく、主張に一理も二理も?あり説得力がある。
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