2人のやりとりはなんとアドリブだというのだから驚きだ。
4日放送の第4話では、回転寿司の客の左江内が、巻物ばかりの皿を取っているので、寿司職人の佐藤がいう。「お客さん、最初に巻物を食べるので、通かと思ったんですが、巻物ばかり食べていますよね」と話しかけてきた。その話の口調がおかしく、抱腹絶倒ものだった。ぶつぶつ言いながらも時々、ぱっと声を消して、また話し出すのだ。
左江内が「やっぱり、次はマグロにしないとだめでしょうか」と言うと、また佐藤がぶつぶつと言い始めるといった具合。話し方が、どもったり、息が切れたり、あくびをしながらしゃべったり、語尾に「ザンス」「ゾイ」「左様」「バカヤロー」を出し入れしたり、話し方や表情をガチャガチャのように変えていってしまうところが独特だ。
第4話では、左江内(堤真一)は簑島(高橋克実)から、新しく建設されるレジャーランドのホテルの受注競合プレゼンを任される。ただし、クライアントにプレゼンする期日は2日後。元々は池杉(賀来賢人)の担当案件だったが、負けて当然のプレゼンを押し付けられてしまったのだ。
困惑しつつも、蒲田(早見あかり)ら部下におだてられて、やる気になる左江内。彼は、少ない時間の中で各部署を駆け回り、プレゼンの準備を進める。
そんな中、左江内は円子(小泉今日子)から、もや夫(横山歩)の遠足に付き添ってほしいと頼まれる。本当は円子が行くはずだったが、ママ友とケンカしてしまい、どうしても行きたくないのだという。
そんな中、左江内は円子(小泉今日子)から、もや夫(横山歩)の遠足に付き添ってほしいと頼まれる。本当は円子が行くはずだったが、ママ友とケンカしてしまい、どうしても行きたくないのだという。
しかし、遠足は、プレゼン当日。左江内は断ろうとするが、「こっちも無理!」と円子は聞き入れてくれない。困り果てた左江内は、老人(笹野高史)に「鼻を押すと、私と同じ人間ができ上がるコピーロボットはない?」と尋ねるが老人は色々な問題で無理だと言う。はたして左江内は、仕事と遠足、2つの案件をどう切り抜けるのか!?といったストーリーだった。
このドラマは、登場人物が漫画チックで面白い。
一番のみどころは、左江内は円子(小泉今日子)。とにかくグータラな性格で、夫に対してすべて命令口調で、月に一度くらいしか弁当を作らないのだが、たまたま左江内が、弁当を食べずに残して帰ったら、とんでもないことになった。
左江内が、顔に絆創膏を貼って、屋台に飲みに来るのだが、(スーパーマンの衣裳と鉄のプレートを左江内に渡した)老人(笹野高史)がいて、「顔をどうしたの?」と聞くと、「弁当を食べなかったので、この有様ですわ」だった(笑)。
円子はこたつを出して、そこで寝たら、10時間でも何時間でも寝た切り。寝たままで、夫や子供二人に命令を出すのだ。子供たちも心得ていて、「わかりました(寝たきり)司令官!」と敬礼するのだった。
小泉今日子(51、右)は、10代のアイドル風の格好。
気楽に見るドラマとしては、セリフの面白さもあって見やすいドラマだ。
ドラマの最後に出演者らが踊るダンスは、「逃げるは恥だが役に立つ」と同様、話題になるか注目だ。小泉今日子は4日、51歳の誕生日を迎えたが、ルーズソックスのような、まるで10代のころのようなアイドルのいで立ちで(笑)。
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