fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「グランド・イリュージョン」(2013)</span>



グランド・イリュージョン」(原題: Now You See Me,2013)を見た。
主演は、「ソーシャル・ネットワーク」で知られるジェシー・アイゼンバーグだが、共演者が、マイケル・ケインモーガン・フリーマンといったベテラン俳優と、「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロラン、さらにマーク・ラファロといった豪華俳優。

・・・
鮮やかなトリックで大胆不敵な銀行強盗を成功させるスーパー・イリュージョニスト・チーム“フォー・ホースメン”によるトリックと犯罪を組み合わせたエンタテインメント・クライム・サスペンス。すでに、シリーズとして、次回作が来年公開されることが決まっている。

謎に満ちたフォー・ホースメンの真の目的と、強盗犯として彼らの逮捕に乗り出す捜査当局との攻防を描いている。監督は「トランスポーター」「タイタンの戦い」のルイ・ルテリエ。
 
“フォー・ホースメン”を名乗る4人組のスーパー・イリュージョニスト・チームが、大観衆が見守るラスベガスのステージで前代未聞のイリュージョン・ショーを披露する。

なんと、遠く離れたパリの銀行を襲い、その金庫から320万ユーロという大金を奪い取ってしまったのだ。一夜にして全米中にその名を轟かせたホースメンだったが、FBIとインターポールの合同捜査チームは、すぐさま強盗容疑で身柄を拘束する。

しかしトリックを暴くことができず、証拠不十分のまま釈放を余儀なくされる。
そこで捜査チームは、元マジシャンのサディアスに協力を要請し、ホースメンのさらなる犯行の阻止とその逮捕に全力で取り組むのだが・・・。

・・・
原題の “Now you see me” (「私が見えますね」)というのは、自分の姿を消すマジックでの決まったセリフ。 そのあとに、 “Now you don’t” (おっと、消えた!)と続く。


                   フォー・ホースメンの面々。

フォー・ホースメンは、観客から無造作に選んだ男(実はあらかじめ選ばれていた人物)をステージへと上げると、突如ステージに出現させたなぞの装置の上へと導く。

そこでリーダーのアトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)はとんでもないことを言い出す。「今夜、われわれは銀行を襲う」と。すると観客は、拍手喝采

しかも、銀行というのが、ラスベガスから遠くはなれたパリの銀行だった。
フォー・ホースメンは、男をテレポーテーションさせ、そこからお金を奪ってこようというのだ。

謎の装置によってステージから男は姿を消す。男の頭に付けられたカメラから映しだされる映像は、紛れも無い大量のフランスの紙幣だった。

厳重な扉で閉ざされたその部屋は、どうやら本当に銀行内部のようだ。
ヘッドセットのボタンを押すと、紙幣は上空へと吸い上げられ、ステージには大量の紙幣が降り注ぐ。パリの銀行からラスベガスへと、紙幣の転送イリュージョンである。

こうして彼らの伝説は瞬く間に広がり、全米の注目を集めることとなる。
 
FBIがこの不可解な事件解決にむけて動き出すことになる。
FBI捜査官のディラン(マーク・ラファロ)とインターポール(国際警察)のアルマ(メラニー・ロラン)は、フォー・ホースメンの逮捕に踏み切るが、尋問では見事にあしらわれ、証拠もないために釈放をせざるを得なくなってしまう。

FBIはなんとしてもフォー・ホースメンを追い詰めるべく、マジックのタネを暴露することを生業とする、サディアス(モーガン・フリーマン)に協力を仰ぐことにした。


しかし、こうした展開もフォー・ホースメンは、予想の範囲内だった。
サディアスは早速、ラスベガスのイリュージョンのタネを明かし始める。

まず第一に、観客から選ばれた人物は、無作為ではなく、予めパリ銀行に口座を持つ人物を調べあげ、その人物が選ばれたこと。次に、観客はテレポートしたわけではなく、舞台下に用意された金庫のような部屋に落ちただけであること。

金は予め盗みだしておき、紙幣は発火の仕掛けをした偽札とすり替えておく
あとはあたかもイリュージョンに見せかけ、ヘッドセットのボタンで舞台下の部屋からステージへと紙幣を降らせたものであること。

さらにサディアスによると、このショーはまだまだ序の口で、さらに犯罪イリュージョンが行われると予言する。

タネはわかっても肝心の証拠は出てこないため、フォー・ホースメンを逮捕することは出来ないFBI。FBIは次なるショーで完全な証拠をつかむため、彼らの動きを追うのだった・・・。

・・・
イリュージョンの仕掛けの大きさや、派手なカーアクション、意外な結末などがあったが、手品・イリュージョンをテーマにした映画はいくつかあったが、イマイチ、パッとしない印象だった。


「探偵スルース」(1971)のマイケル・ケインも、この映画の撮影時には80歳で、モーガン・フリーマン(「ショーシャンクの空に」)も76歳と高齢だが、現役で活躍しているのは驚きだ。メラニー・ロラン(写真)は、フランスの女優で、外見が一見カトリーヌ・ドヌーブに似た美人女優で、これから期待できる女優の一人だ。

☆☆☆


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
 「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。