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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「エターナル・サンシャイン」(2004)</span>

 

 
 
タイトルだけはよく目にしていたが、ケイト・ウインスレット主演ということもあり「エターナル・サンシャイン」(2004、日本公開2005年3月)を見た。この映画は、2004年度のアカデミー賞脚本賞」を受賞している。
 
映画は、脚本次第と言われるが、優れた脚本と評価された映画だが、これほど感想を書きにくい映画も珍しい。1度見ただけでは、ストーリーも整理がつかない。「記憶除去手術」を受けた男女が主人公という風変わりなラブストーリー。
 
映画によくあるが、物語が時系列に進行しない。
しかも、主人公たちが、記憶除去の手術を行って・・・といった展開なので、現実と、記憶とが、いりまじり、話が複雑になっている。案の定、映画の感想などを読むと、一度見て全体を掴んでから見直すと、よりよく理解できる・・・などというコメントがある。主人公たちが、道を歩いていると、周りの人たちが画面から消えたり、建物も消えていく、といった映像となり、驚かされる。
 
・・・
まもなくバレンタインを迎えるという季節。
平凡な男ジョエル(ジム・キャリー)は、恋人クレメンタイン(愛称:クレム:ケイト・ウインスレット)と喧嘩をしてしまう。何とか仲直りしようとプレゼントを買ってクレムの働く本屋に行くと、クレムはジョエルを知らないかのように扱い、目の前でほかの男といちゃつく始末。
 
ジョエルはひどいショックを受ける。
やがて彼はクレムが記憶を消す手術を受けたことを知る。苦しんだ末、ジョエルもクレムの記憶を消し去る手術を受けることを決心。手術を受けながら、ジョエルはクレムとの思い出をさまよい、やがて無意識下で手術に抵抗し始める・・・(HP)。
 

別れた恋人(ケイト・ウィンスレット)とよりを戻そうと思っていた主人公(ジム・キャリー)は、ある会社から「彼女はアナタの記憶を消し去りました」という手紙を受け取る。
その会社では、特定の記憶を消す手術を請け負っていた。傷心の主人公は、自分も彼女の記憶を消すことを決意、手術を依頼する。
 
「もし失恋の記憶を消せるとしたら、あなたはどうしますか?」というわけだ。主人公は、あまりにつらいその記憶を一時は消そうとするのだが、消去作業中に彼女との幸せだった日々を思い出し、心変わりをする。
 
しかし主人公の体自体は完全な眠りに落ちているため、施術者側にその思いを伝えることができない(途中での中止不可)。このままではかけがえのない大切な記憶が消されてしまう。記憶の中では、彼女はまだ自分と愛し合っていたころのまま、なんとか目の前の彼女を守らなくては・・・という展開。
 

 ・・・
SF的な映画で、好みが分かれそうだ。
ただ、女優陣では、「スパーダーマン」シリーズに出ているキルステン・ダンストが、この映画では魅力的に描かれていた。「スパイダーマン」では、主役の相手役として、「?」と思っていたのだが・・・。
 

ケイト・ウィンスレット
は、この映画のあと「愛を読むひと」「ホリディ」「おとなのけんか」などで、堂々とした演技を見せ、いまやハリウッドを代表する女優の一人になっている。
 
主演のジム・キャリーといえば、顔芸で見せるコメディアンの印象だが、この映画ではシリアスで実直な人物を演じている。ジム・キャリーの主演映画では「マジェスティック」が印象に残る。
 
 
★★(一般評価は高いが、今ひとつ入りきれずに・・・)
 
 
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